東芝テック グローバルリテールプラットフォーム「ELERA」サービスを開発推進

 東芝テックは、時代の先を見据え、社会とライフスタイルのDXをさらに具体的に推進するために、グローバルリテールプラットフォーム「ELERA(エレラ)」サービスの開発推進に注力していると、8月26日に発表した。
 同社は、流通小売業界が「必要なモノを提供する店舗」から「購買体験を提供する場」へ、消費者が「買い物客」から「店舗に対して何を求めているかを情報発信する主体」へとそれぞれ変化してきていると考えている。東芝テックは、世界トップクラスのPOSシステムのシェアを誇る企業として保有するグローバルな拠点や営業・保守網、市場のハードウェア、流通小売業界と密接に関わってきた実績を、既存のフィジカルアセットすなわち万全のデータ利活用体制として存分に活用し、企業と消費者との架け橋となることを目指す。
 「ELERA」をプラットフォームとして、オープンAPIにて社内外で開発したマイクロサービスを企業や消費者へ提供することで、あらゆるデータを収集・分析・利活用して、東芝テック、企業、消費者を相互にwin-winとするようなさらなるサービス展開を行うとともに、「ELERA」を基盤に社会を循環するエコシステム構築を目標とし、社会とライフスタイルのDX底上げを図る。
 2022年7月末現在、日本国内においては「ELERA」上に展開する「ピピットセルフ」および「OrderLinkage」についてはすでに導入実績があることに加え、年内にクラウド型のPOS発売を予定しており、「スマートレシート」も対応する計画である。また、マイクロサービスの構築や幅広い業種への対応、開発スピード促進のため、「開発支援ポータル」の開発も進めている。
 東芝テックは、これからも、日本国内のみならず海外の拠点およびパートナーとの連携を強化し、「ELERA」サービスの開発をさらに推進していく。