リコー 樹脂判別ハンディセンサー発売 廃プラスチックのリサイクル促進で循環型社会の実現に貢献

リコー 2023年3月2日発表


RICOH HANDY PLASTIC SENSOR B150
RICOH HANDY PLASTIC SENSOR B150

 リコーは、手軽に樹脂(プラスチック)材料の判別を行える、小型・軽量の樹脂判別ハンディセンサー「RICOH HANDY PLASTIC SENSOR B150」を3月10日に発売する。
 本製品は、廃プラスチック排出事業者や中間処理業者など、プラスチックのリサイクルに携わる事業者向けに開発し、2022年4月より実証実験を行ってきた。この度、製品として本センサーの販売を開始することで、マテリアルリサイクル促進における課題であった分別プロセスの効率化を推進し、循環型社会の実現に貢献する。
 本体価格は、税別89万8,000円で、初年度500台の販売を目指す。

 事業や生活で排出されるプラスチック量は年間800万トン以上あり、その分別は各事業者や機関、消費者に委ねられている。そのため、分別の手段は、状況に合わせて使い分けができるよう、持ち運びができるなどの使い勝手、柔軟性が求められる。
 本センサーは、2022年4月から累計で160ユーザーへ貸出を実施し、その後10ユーザーには長期的な試験運用を行っていただいた。その結果、マテリアルリサイクル率の向上と顧客の業務フロー改善の貢献に繋がっている。プラスチックの識別を正確に素早く実施する方法として利用してもらうなかで、ユーザーからもらった声を製品に反映し、機能の拡充を進めてきた。

 本製品は、3月15日から17日まで東京ビッグサイトにて開催される「サーキュラー・エコノミーEXPO」のリコーブースに出展する。本展示会は、サーキュラーデザイン、サステナブルマテリアル、PaaS(製品のサービス化)支援、資源回収・リサイクル・再製品化技術などが出展される専門展である。

■「RICOH HANDY PLASTIC SENSOR B150」機能アップデート
(1) 判別樹脂が7種類から13種類へ増加
 あらかじめ登録してある樹脂7種類(PE、PP、PVC、PS、PET、ABS、PC)に6種類(PA、PMMA、POM、PBT、PLA、PET-G)を加え、13種類の素材判別が可能になった。利用者自身で樹脂の登録が行えるユーザー登録機能も引き続き搭載している。
(2) 「混合樹脂の比率・純度測定機能」を追加
 追加された混合比率モードを使用し、複数の樹脂が混合された素材に対して、混合・積層樹脂の比率(最大3種類)を算出することができる。用途別に測定モードを切り替えることで、混錬・積層樹脂など回収したプラスチックの判別精度向上や完成品検査に活用できる。