WWFとエプソン 世界の森林の保全と回復に向けた3年間のパートナーシップを開始

WWF / セイコーエプソン 2023年3月2日発表


 世界的な環境保全団体であるWWFとセイコーエプソン(以下、エプソン)は、世界各地の森林の保全と回復に向けた3年間のインターナショナル・コーポレート・パートナーシップを3月2日より開始した。このパートナーシップは、電機精密業界における日本企業としては初の試みである。また、既に、2022年3月にはWWFシンガポールとエプソングループのEpson Singapore Pte. Ltd.は、東南アジアの海洋保護においても協働を開始している。

 WWFと企業とのパートナーシップは、共通の環境課題の認識とその解決に向けた目的に基づき、WWFとパートナー企業の二者間で、国際的な規模で、(1)持続可能な事業活動の実現、(2)社会への環境コミュニケーション、(3)WWF自然保護プロジェクトへの資金支援の3分野を含む協働を行うものである。さらに、このたびエプソンは、日本の企業として初めてフォレスト・フォワードに参加する予定である。

 本パートナーシップの締結により、エプソンは、いくつかの「森林破壊の最前線」の現場でWWFが実施する森林保全活動や自然回復のための活動への支援を開始する。また、持続可能な社会の実現をともに目指すため、事業における森林資源(紙)の責任ある利用を推進するほか、今後は淡水生態系の保全やサーキュラー・エコノミーへの貢献活動についても共同で検討を進めていく。

 エプソンは、WWFの「人と自然が調和して生きられる持続可能な未来の実現を目指す」という考えに賛同し、WWFが東南アジアや南米など世界各地で行う森林保全活動に対して、2023年3月から3年間で2億4,000万円の寄付を予定している。

 WWFとエプソンは、フォレスト・フォワードプログラムへの参加、および本パートナーシップを通じて、エプソンのサプライチェーンにおいて森林管理の改善と自然の回復をすすめ、脅威にさらされた森を救うことを目指す。