富士フイルムHD 完全子会社富士フイルムBIの株式上場検討開始
富士フイルムホールディングス 2026年8月6日発表
ビジネスイノベーション事業の持続的成長に向けたパーシャル・スピンオフを含む戦略的選択肢の検討開始
富士フイルムホールディングス(富士フイルムHD)は、ビジネスイノベーション事業の持続的成長に向けて、同社の完全子会社である富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(富士フイルムBI)の株式上場を前提にしたパーシャル・スピンオフを含む戦略的選択肢の検討を開始したと発表した。
パーシャル・スピンオフでは、富士フイルムBIのもとに関連する事業を集約した後、富士フイルムHDがその株式の一部(20%未満)を保有し、残りの株式を現物配当(金銭以外の財産による配当)により富士フイルムHD株主に分配する方法を想定している。富士フイルムBIの株式は現物配当に合わせて、東京証券取引所に上場することを目指している。なお、本スピンオフの詳細については、今後の検討を経て決定する。
富士フイルムHDは、グループパーパス「地球上の笑顔の回数を増やしていく。」を掲げ、中期経営計画「VISION2030」の下、収益性と資本効率を重視した経営の推進により富士フイルムグループの企業価値をさらに高め、さまざまなステークホルダーの価値(笑顔)を生み出す会社へ進化することを目指している。同社は、その実現に向け、事業セグメントごとに適切な戦略を策定し着実な成長に向けて取り組んでいる。
富士フイルムHDのビジネスイノベーション事業は、富士フイルムHD連結売上高の約35%(ビジネスイノベーションセグメントの割合)を占める主要事業の一つである。新しい働き方への変革を支援する製品およびソリューション・サービスの提供を通じて、働く人に生産性の向上や創造性の発揮をもたらしている。また、AIをはじめとする先進技術を活用し、顧客のデジタルシフトを支えるソリューションパートナーとして顧客の課題解決に貢献し続けている。今回、長年培ってきた顧客基盤や技術力を強みにソリューションビジネスへの変革を進め、新たな成長ステージに入るビジネスイノベーション事業について、持続的な成長拡大に資する施策を機動的に展開する体制を整えていくことが重要と考え、本スピンオフを含む戦略的選択肢の検討を開始した。
なお、ビジネスイノベーション事業の持続的成長に資するため、本スピンオフを実施する場合には、同事業が商号を含む富士フイルムブランドの活用と、富士フイルムグループ各社とのシナジー創出を継続できるよう、富士フイルムHDが富士フイルムBIの一部の株式(20%弱)を保有する前提で、2~3年後の実行を視野に、詳細内容の検討を進める。当該検討の中には、富士フイルムBIの株式を上場する市場、税制適格要件の充足可能性等が含まれ、本スピンオフの実行は、証券取引所その他の関係当局、株主をはじめとしたステークホルダーの承認や認定、許認可等の取得を前提としている。

