リコー CVCを通じ、イクシスの株式を取得 現場データ活用とロボティクス技術の連携を強化
リコー 2026年8月6日発表
リコーは、CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)ファンド「RICOH Innovation Fund」を通じて、社会・産業インフラの維持管理DXを推進する株式会社イクシスの株式を取得したと、8月6日に発表した。
今回の株式取得は、イクシスが保有する現場実装力やロボティクス技術の将来性に加え、リコーグループとの協業による事業シナジー創出の可能性、および社会・産業インフラの維持管理DX市場の中長期的な成長性を踏まえて実施したものである。
日本をはじめとする多くの国々では、道路、橋梁、トンネル、プラントなど社会・産業インフラの老朽化が進む一方、点検・保守に携わる人材不足が深刻化しており、維持管理業務の効率化や高度化が重要な課題となっている。このような背景から、現場データやロボティクス技術を活用したDXソリューションへの期待が高まっている。
リコーは、デジタルサービスの会社として、顧客の業務変革や社会課題の解決に資するソリューションの提供を推進している。画像・センシング技術やエッジデバイスに加え、生成AIをはじめとするデジタル技術とデータ活用の知見を活かし、さまざまな現場におけるDXを支援しており、社会・産業インフラ領域においても新たな価値創出を目指している。
イクシスは、社会・産業インフラ分野において、ロボット、AI、XR、3Dデータ技術を組み合わせたDXソリューションを提供している。現場でのデータ取得からAI解析、BIM/CIM(Building/Construction Information Modeling=計画、調査、設計段階で作成した3次元モデルを、施工や維持管理の段階にも活用する)を含む3Dデータの活用までを一貫して支援する高い技術力を有し、社会・産業インフラの維持管理・運用の高度化に貢献している。
社会・産業インフラの維持管理は、社会の安全・安心を支える重要な領域であり、持続可能な社会の実現に不可欠である。リコーは、今回の株式取得を通じてイクシスとの連携を強化し、長期的な視点で協業を推進していく。今後は、データ活用による施設・インフラ管理の高度化や、Physical AI領域を含む新たなソリューションの社会実装を進め、顧客の業務変革と社会・産業インフラの持続的な維持・発展に貢献していく。

