ブラザー DTFプリンター「DTRX100」と専用シェイカーを2027年に発売

ブラザー工業/ブラザー販売 2026年9月10日発表


ブラザー DTRX100(右)とDTRX001(左)
DTRX100(右)とDTRX001(左)

 ブラザー販売は、DTFプリンター「DTRX100」とDTRX100専用シェイカー「DTRX001」を、2027年に発売する。「DTRX100」は、ブラザーが国内で初めて発売するDTF専用プリンターである。

 DTFは、専用フィルムにデザインを印刷し、接着用パウダーを塗布・乾燥した後、熱プレス機を使ってTシャツなどの衣類に転写する印刷方式である。綿などの天然素材をはじめ、幅広い素材へのプリントに対応でき、オリジナルTシャツやユニフォーム、オリジナルグッズなどの制作に活用されている。
 「DTRX100」は、GTXシリーズで培った技術を生かした新型プリントヘッドを採用したDTF専用プリンターである。専用シェイカー「DTRX001」と組み合わせることで、専用フィルムへの印刷から、接着用パウダーの塗布、加熱乾燥、巻き取りまで、衣類への転写前に必要な一連の工程を連続して行える。これにより、アパレルプリントにおける生産性向上と安定した仕上がり品質の確保に貢献する。

■プリンターと専用シェイカーを組み合わせ、安定した生産体制の構築を実現
 DTF印刷では、衣類への転写前に行う各工程が、仕上がり品質や生産の安定性に影響する。「DTRX100」に専用のシェイカーを組み合わせ、専用フィルムへの印刷から巻き取りまでを連続して行うことで、大ロットのアパレルプリントにおける生産性向上と安定した仕上がり品質の確保を実現する。

■新型プリントヘッドの採用により、高速印刷と高精細な表現を両立
 「DTRX100」は、GTXシリーズの技術を生かした新型プリントヘッドを、カラーインク用に2基、ホワイトインク用に2基の計4基搭載した。4基のプリントヘッドの配置を最適化することで、高速印刷を実現する。また、インクの液滴を複数の大きさに打ち分ける「バリアブルドットコントロール」により、細部やグラデーションを高精細に表現する。

■白インク循環システムとウェットワイプ方式により、安定稼働を支援
 「DTRX100」は、白インクを自動で循環させることでインクの沈降を抑制し、ノズル詰まりなどのトラブルの低減に貢献する。さらに、ウェットワイプ方式の採用により、プリントヘッドのノズル面を良好な状態に保つ。

■パウダー自動循環機構により、作業負担を軽減
 「DTRX001」は、「DTRX100」の専用シェイカーで、約4kgの接着用パウダーを補充できるだけでなく、パウダーを自動で循環させる機構を搭載している。これにより、パウダーの補充頻度を抑え、作業負担を軽減する。

■独自のヒーター配列により、乾燥ムラを抑制
 「DTRX001」は、ヒーターの配置を最適化することで乾燥炉内の温度ムラを抑え、接着用パウダーを安定して乾燥させる。これにより、連続生産における仕上がり品質のばらつき低減に貢献する。