アジラとキヤノンMJが資本業務提携 AI活用の映像ソリューション事業を強化

 キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、AIを用いた映像解析・人間の行動認識に強みを持つ(株)アジラと資本業務提携契約を締結したと、9月12日に発表した。
 キヤノンMJグループは、昨年5ヵ年計画『2021-2025 長期経営構想』を策定し、「社会・お客さまの課題をICTと人の力で解決するプロフェッショナルな企業グループ」をビジョンに掲げ、ITソリューション事業を中核とした企業への変革を進めている。キヤノンMJでは、ITソリューション事業における成長の中核として「Edgeソリューション」の強化を掲げ、中でも映像ソリューションにおいては、祖業であるカメラ事業で培った光学技術とAIを組み合わせ、様々な業種や業態のお客さまの業務プロセス変革と、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進の加速を支援している。
 アジラは、AIを用いた映像解析・人間の行動認識に強みを持つスタートアップ企業である。2022年1月には「防犯カメラが変わる、新時代の警備DX」をコンセプトにしたプロダクトである「施設向けAI警備システム『アジラ』」をリリースし、社会インフラや大型商業施設、オフィスビルなどへ展開している。『アジラ』は、異常行動や不審行動の検知に加え、AIがカメラ映像を自律学習することで、通常の行動から逸脱した違和感行動も検知することが可能である。『アジラ』を用いたAIによる24時間監視によって、製造現場での一人作業中の事故、商業施設におけるトラブル、夜間の器物破損など、従来の人の目に頼った施設警備では防ぎきれなかった事件事故の予兆検知、未然防止を支援している。

 キヤノンMJは、今回の資本業務提携により、「施設向けAI警備システム『アジラ』」の取り扱いを開始する。また、『アジラ』における新機能および、キヤノンMJグループが展開するネットワークカメラ、映像管理ソフトウェア、映像クラウドサービスとの連携機能の共同開発を通じて、映像の利活用を促進し、さらなる安心・安全な社会の実現を目指していく。
 一方、アジラは、この度の出資を受けて、施設向けAI警備システム『アジラ』の機能や性能、品質の向上を進めるとともに、グローバルにAI人材を獲得し技術基盤をより強化する。また、キヤノンMJとの連携を深めながら、ビジネスの成長を加速する。

【主な協業内容】
(1) キヤノンMJの顧客基盤ならびに販売チャネルを活用したアジラ独自製品「施設向けAI警備システム『アジラ』」の共同提案
(2) 「施設向けAI警備システム『アジラ』」の新機能の共同開発
(3) キヤノングループのネットワークカメラ、映像管理ソフトウェア、および映像クラウドサービス「VisualStage」と、「施設向けAI警備システム『アジラ』」との連携による、セキュリティ分野における新たなソリューションの共創

【出資の概要】
 第三者割当による出資