スタディラボ、浜学園、エプソンで家庭学習をより便利に 家庭とつながるプリントサービス採用

スタディラボ/浜学園/エプソン販売 2024年4月24日発表


 学習塾向けICTコンテンツを運営販売するスタディラボとエプソン販売(以下エプソン)は、浜学園が運営する「浜学園Webスクール」へ3月から「ハマプリ」のサービスを開始したと、4月24日に発表した。

 スタディラボとエプソンは、このほど2023年春からサービス提供を開始した「StudyOne(スタディワン)」と、浜学園が運営する「浜学園Webスクール」を連携させ、2024年3月に浜学園の同スクールから「ハマプリ」としてサービス提供を開始した。「ハマプリ」は、塾と家庭をつなげる学習サービス「StudyOne」を活用することで、プリント・テストなどの紙教材を、家庭に設置したプリンターにて自動で印刷することが可能となる。これにより、浜学園がこれまで行っていた各生徒の家庭に向けた郵送による紙教材の配送回数を削減することができ、今後国内で予想される輸送能力の不足に備えると共に、タイムリーに家庭学習を行うことができる利便性が高いサービスを実現し、「浜学園Webスクール」を受講している生徒へより質の高い教育環境を提供する。

■「ハマプリ」とは
 「ハマプリ」は、浜学園の通塾スタイルを家庭で再現する「浜学園Webスクール」において、スタディラボが提供する学習管理システム(LMS:Learning Management System)とエプソンが提供するプリンター(遠隔印刷)を組み合わせることで、家庭学習をデザインするサービス「StudyOne」を活用し、子ども部屋と浜学園をつなぐ。プリント・テストなどの紙教材を、学習管理システム(LMS)とプリンターを介し、生徒の部屋へ直接配信することができる。
 また、プリンターのインクも、無くなる前に自宅へ届けるため、インク切れで学習を止めることはない。

スタディラボ、浜学園、エプソンで家庭学習をより便利に

■「ハマプリ」導入前の課題
 「浜学園Webスクール」は、浜学園の教室が多数ある兵庫県をはじめとする関西エリアだけでなく、全国各地の生徒が受講できるオンラインのコースである。これまで「浜学園Webスクール」では、受講している生徒の家庭に対して、復習テスト、演習問題、塾からのお知らせを指定期日の数日前までに郵送していた。このプロセスには、準備や手配に関わる業務で、多くの工数がかかっていた。また、生徒が受け取った後に郵送物を紛失した場合に再発送をすることもあり、家庭・塾の双方に負担がかかっていた。

■導入後の変化
 「ハマプリ」の導入により、学習専用プリンターが各家庭に設置され、浜学園からのプリントを一斉配信することで郵送のための印刷・封入・チェックなどの手間を省き、同時に教材配布のリードタイム短縮および業務工数の削減を実現した。また、プリンターへの直接配信により、家庭でもタイムリーに学習を行うことが可能になると同時に、紛失など郵送後のトラブルが回避され、塾・家庭双方の負担を軽減した。

■今後の「ハマプリ」運用について
 「ハマプリ」は、浜学園から家庭への配信だけでなく、家庭から浜学園へのスキャン送信の機能も備えている。現在は、家庭へのプリント配信機能を利用しているが、今後はスキャン送信機能を使った答案用紙の提出など、家庭とのコミュニケーション活性化につながる運用を計画している。
 「浜学園Webスクール」では、「ハマプリ」を含めた ICTコンテンツを駆使し、オンラインでも浜学園クオリティのサービス提供を進めていく。
 スタディラボ、浜学園、エプソンは、理念や目指す姿を共有し、それぞれが有するサービスや技術を活かして教育業界の課題解決に向けて取り組んでいく。