エプソン販売 高画質と高生産性を兼ね備えた76インチ昇華転写プリンターを発売 新色インクもラインアップ

エプソン販売 2024年4月25日発表


SC-F11050H

 エプソン販売は、商業・産業向け大判インクジェットプリンター「SureColorシリーズ」昇華転写プリンターの新商品として、4色モデル「SC-F11050」と6色モデル「SC-F11050H」を5月21日より発売すると、4月25日に発表した。

 昇華転写とは、昇華型インクでプリントした転写紙に熱と圧力を加えインクを気化させ、ポリエステルなどの素材に染み込ませるプリント方式で、主にスポーツウェアやユニフォームなどのスポーツアパレルや、のぼり旗、垂れ幕などのソフトサイン、スマホケースやマグカップなどのオーダーグッズの制作に利用されており、近年需要が拡大している。
 今回の新商品「SC-F11050H」は、シアン、マゼンタ、イエロー、高濃度ブラックの基本インクセットとライトシアン/ライトマゼンタもしくは蛍光イエロー/蛍光ピンクに加え、より広い色域の表現が可能なオレンジ/バイオレットインクも購入時に新たに選択できる。のぼり・旗などのソフトサイン、グッズ制作、アパレルなど幅広い用途で使用できる。
 「SC-F11050」「SC-F11050H」の販売台数は、今後1年間で合計約20台を予定している。なお、「SC-F11050」「SC-F11050H」は受注生産となる。

【新商品の主な特長】
■交換可能なオレンジ/バイオレットインクを搭載(「SC-F11050H」のみ、「SC-F11050」は除く)
 「SC-F11050H」は、従来機(SC-F10050)より広い色域の表現が可能なオレンジ/バイオレットインクを導入時に選択できるようにした。のぼり・旗などのソフトサイン、グッズ制作、アパレルなど幅広い用途に利用できる。

【従来機から継続している特長】
■大型ヘッドによる高い生産性
 高速の印刷を可能にする大型ヘッドと高速稼働を支える大型ヒーターやドライヤーなどのハード面の機能が充実。生産機としての高い能力を発揮する。

■安定した高画質プリント
 エプソン独自の高画質技術により、粒状感やバンディングの少ない美しいプリントを実現している。

■高い生産性を支えるソフトウェアとサービス
 最新のAdobe PDF Print Engine(APPE)を搭載したエプソンの純正ソフトウェアRIP「Epson Edge Print PRO」を同梱。また、顧客自身でプリントヘッドや特定の部品交換ができる「ユーザーセルフリペア保守」により、ダウンタイムを最小限にとどめる。(ユーザーセルフリペアを行うにはエプソンのクラウドサービス「Epson Cloud Solution PORT」への加入が必要)

 なお、大容量のメディアが装着可能な大容量ロールモデルも用意している。