HPが「Future Ready, Better Together 2023」開催 アジアにおける新たな成長戦略を発表

日本HP 2023年8月2日発表


 HP Inc.(以下、HP)は8月2日、日本で開催されたイベント「HP Future Ready, Better Together 2023」で、戦略ならびにフレームワークを紹介した。本イベントは、アジアの顧客やパートナー各社を招き3年ぶりに対面で開催され、パートナーの持続可能で長期的な成長を支援し、長期的に顧客に価値を提供するためのFuture Ready戦略について、知見を共有した。グレーターアジアから350名を超える顧客とパートナーを迎え、複数日のイベントを開催した。

 HPのFuture Ready戦略は、顧客を中心にし、「ポートフォリオ」、「オペレーション」、そして「お客様とパートナー」という3つの柱に沿った様々な取り組みが盛り込まれている。本戦略の主な目標は、さらに幅広いニーズに対応するポートフォリオの強化により、顧客と生涯にわたる関係性を構築し、ゲーミング、ハイブリッドワーク、ワークフォースサービス、セキュリティ、サステナビリティといった高成長分野においてパートナー各社が機会を活用できるように支援することである。
 HPグレーターアジア地域担当マネージング・ディレクターのビネイ・アワスティ(Vinay Awasthi)氏は、次のように述べている。「HPのすべての取り組みの中心はお客様です。私たちのFuture Ready戦略とは、特に日常生活に直接影響を与えるエクスペリエンスを通じてエンドユーザーの期待を超えることへの取り組みを集約したものです。私たちはさらに使いやすく、便利で、統合されたソリューションを提供するために日々革新を続けています。HPは複雑さを増すハイブリッドな現状を切り抜けるためのソリューションを提供しています。アジアにおいては、最前線で、お客様に一貫した、信頼できる価値を提供するための継続的な取り組みを実行しています」。
 「『Future Ready, Better Together』イベントを日本で開催し、パートナーやお客様にご参加いただけることを大変嬉しく思います。当社は1963年にアジア市場に初めて参入し、ここ日本で事業を開始して以来、今年で60年目を迎えます。そのスタートの地でアジアにおける新しい成長戦略を共有できることは、まさに時宜を得ていると言えるでしょう」。

■Future Readyポートフォリオで顧客のハイブリッド現実への取り組みを支援
 PwCによる最近の報告書によると、アジア太平洋地域(APAC)では従業員の90%がリモートやハイブリッドな働き方を好んでおり、柔軟な働き方が定着していることがわかる。APACのリーダーは勤務形態の変化に対応するために、シームレスなコラボレーションや製品をサポートする新しいテクノロジーやサイバーセキュリティ、デジタルイノベーションプロジェクトへの技術投資を優先している。
 HPは、Future Ready製品ポートフォリオを通じてプレミアムなエンドツーエンドのエクスペリエンスを提供することで、イノベーションを再定義する。これによって顧客にハイブリッドワークの複雑さに道筋を示し、シームレスな仕事や遊び、つながりを実現する。HPは、ゲーミング、周辺機器、個人向けサブスクリプション、ワークフォースサービス、セキュリティおよびプリントソリューションといった、成長著しいセグメントへの戦略的な投資を継続し、アジアで進化するB2BおよびB2Cの顧客のニーズを満たすために、ポートフォリオ全体を拡大していく。