京セラドキュメントソリューションズジャパン カラーA4プリンターと複合機を発売

京セラドキュメントソリューションズジャパン 2023年8月4日発表


京セラドキュメントソリューションズジャパン ECOSYS PA3500cx、ECOSYS MA3500cifx
左からECOSYS PA3500cxECOSYS MA3500cifx

 京セラドキュメントソリューションズジャパンは、カラーA4プリンター「ECOSYS PA3500cx」、カラーA4複合機「ECOSYS MA3500cifx」、「TASKalfa MA3500ci」を9月上旬に発売する。

 新製品は、出力スピードがカラー/モノクロ共に毎分35枚の3モデルである。京セラ独自の長寿命技術によりトナー以外の消耗部品の交換頻度を最小限に抑え、A4用紙1枚あたりカラー7.8円、モノクロ1.2円の低ランニングコストを実現しており、顧客のTCO軽減に貢献する。また新たに搭載した「面状ヒーター定着」により、紙シワやカールの発生を改善した。複合機モデルは、両面同時読込の自動原稿送り装置を搭載し、マルチクロップ機能を追加するなど、スキャン機能を強化している。
 希望小売価格は、プリンターの「ECOSYS PA3500cx」がオープン価格、複合機の「ECOSYS MA3500cifx」が税別56万円、「TASKalfa MA3500ci」が同70万円。

■新商品の特長
(1)独自の長寿命化技術により低ランニングコストを実現(ECOSYSシリーズ)
 京セラ独自の長寿命技術により、あらゆる部材の長寿命化を図っている。廃棄部品を削減することにより、低ランニングコスト(「ECOSYS MA3500cifx」でA4用紙1ページあたりカラー7.8円、モノクロ1.2円)を実現し、顧客のコスト軽減に貢献する。

(2)新規搭載の「面状ヒーター定着」により、紙シワ、カールを改善
 「面状ヒーター定着」 により、用紙に接触する面がフラットになり、用紙と定着ベルトが密着する接触面を十分に確保することが可能になる。これにより、用紙に対する圧力が一定となり、用紙への変形ストレスが軽減され、従来機より紙シワやカールが発生しにくくなった。

(3)A5ヨコサイズ印刷の高い生産性
 新製品のA5ヨコサイズのプリントスピードは47ページ/分。請求書や薬剤情報提供書などで使用されるA5サイズの伝票出力に高い生産性を発揮する。

(4)スキャン機能の強化(複合機モデル)
 両面印刷された原稿の表裏面を一度に読み込むことができ、原稿の読込スピードは、モノクロ100ページ/分、カラー80ページ/分である。反転機構を用いて両面を読み込む方式に比べ、読み込み速度が向上するだけでなく、原稿を傷つけてしまうリスクを軽減する。
 複数枚の領収書や名刺などを原稿台(ガラス面)に並べて一度にスキャンすると、自動的に画像を切り出して個別にデータ化するマルチクロップ機能で効率的な電子化が可能である。(オプションのハードディスクが必要)

(5)視認性を高めた操作パネルで直感的な操作を実現
 複合機モデルの操作パネルは、同社A3複合機と同様に使用する色数を少なくし、視認性を高くした。アイコンやグラフィックをシンプルにすることで、重要な情報を直感的に操作できるようにしている。
 プリンターモデルの操作パネルは、テンキーや表示パネルを大きくした。機器の設定やPINコードの入力がしやすくなった。

(6)新トナーの採用による画質向上
 新製法の低融点カプセルトナーを採用したことで、彩度の鮮やかさ、青色域の拡張、人肌の忠実な再現などの面で従来機より画質が向上した。

(7)無線LAN 5GHzの周波数帯にオプション対応
(8)2系統のインターフェイスに同時接続が可能
(オプション)
(9)TPM(Trusted Platform Module)に対応しセキュリティーをオプションで強化
(10)選べる保守方式
(複合機モデル)
 複合機モデルでは2つの保守方式が選択できる。1年間あるいは複数年間の契約で契約期間中は何度でも出張修理対応が可能な「年間保守契約」であれば「ECOSYS MA3500cifx」を、一定期間内にコピーまたはプリントした使用枚数に応じて保守料金を支払う「コピーチャージ保守」であれば、「TASKalfa MA3500ci」を選択できる。