NTT東日本 インフォマートの協力で「BtoBプラットフォーム 請求書 for おまかせ はたラクサポート」を提供

NTT東日本 2023年4月11日発表


 東日本電信電話(NTT東日本)は、民間企業および自治体のバックオフィス効率化を支援する「おまかせ はたラクサポート」を提供しており、3,500を超える顧客に利用されている。
 この度、インフォマートよりサービス提供を受け、請求書の発行・受取の効率化に加え、インボイス制度や電子帳簿保存法にも対応可能な請求書クラウドサービス「BtoBプラットフォーム 請求書 for おまかせ はたラクサポート」を、「おまかせ はたラクサポート クラウドサービス」の新たなラインナップに追加し、4月21日より提供を開始する。
 またあわせて、契約企業に加え、本クラウドサービスなどを利用する契約企業の取引先も一元サポートする「取引先サポートオプション」プランを、「おまかせ はたラクサポート サポートサービス」の新たなラインナップに追加し、同じく4月21日より提供を開始する。

■背景と目的
 適格請求書(以下、インボイス)の発行・保存を定める「インボイス制度」が2023年10月から開始が予定されている。
 インボイス制度の開始により、インボイスの発行においては制度の適用要件にあわせた様式の変更や控えの保存などの対応に加え、受取においては紙やPDFなどの請求書・領収書のインボイスの対応状況の確認や、会計システムへの入力作業の増大などにより、業務負荷が高まることが予想されている。
 また、2022年1月に改正された「電子帳簿保存法」により請求書を含む国税関係帳簿書類の電子化要件の緩和を契機に、請求書の電子化や電子請求書サービスの導入なども進んでいる。
 これらを背景に、NTT東日本では、インボイス制度・電子帳簿保存法改正などを契機に請求書の電子化や電子請求書の導入などによるさらなる業務効率化を支援するため、クラウド電子請求書サービス「BtoBプラットフォーム 請求書 for おまかせ はたラクサポート」および「取引先サポートサービス」を提供開始する。

■「BtoBプラットフォーム 請求書 for おまかせ はたラクサポート」の特徴
 「BtoBプラットフォーム 請求書 for おまかせ はたラクサポート」は、複数の取引先と請求書のやり取りがある企業の請求関連業務の効率化、請求業務のインボイス制度・電子帳簿保存法の対応を実現できるクラウドサービスである。

(1)請求書の発行・受取 どちらも電子化に対応
 従来の紙での請求書のやり取りは、支払い期限が迫る中で、紙の発行・郵送・受取などリードタイムを短縮することができず、経理部門への負担となっていた。「BtoBプラットフォーム 請求書 for おまかせ はたラクサポート」では、企業間の請求書の発行・受取、どちらも電子化可能な点が大きな特徴となっており、受け渡しをデジタル化し、リードタイムを大幅に短縮することができる。
 また、契約企業が電子請求書に移行しても、契約企業の取引先によってはすぐに電子請求書に対応することができず、紙での請求書発行・受取が必要となり、”電子・紙のハイブリッド運用”となることが想定される。「BtoBプラットフォーム 請求書 for おまかせ はたラクサポート」では、契約企業の取引先から紙の請求書での対応を求められた場合であっても、紙で受けとった請求書のデータ化や紙請求書の発行・郵送対応を行うメニューをオプションで用意している。これにより、契約企業の取引先も含め、徐々に紙に頼らない取引プロセスに移行していくことができる。

(2)請求業務の承認フロー・進捗を見える化
 請求書処理にあたって、どの請求書がどの処理段階にあるのかが、管理画面から確認可能となる。請求業務の見える化を実現することで、進捗確認のためにかかっていた作業コストを削減できる。

(3)インボイス制度・電子帳簿保存法改正に対応
 「BtoBプラットフォーム 請求書 for おまかせ はたラクサポート」は、インボイス制度、電子帳簿保存法改正で求められる請求書に関する機能要件を満たしたサービス仕様となっており、自社の法令対応だけでなく、契約企業の取引先から求められる法令対応についても対応できる。

(4)契約企業に加え、取引先にもサポート
 請求業務を完全に電子化するためには、契約企業の取引先も電子請求書に対応する必要がある。その場合、取引先も「BtoBプラットフォーム 請求書 for おまかせ はたラクサポート」を利用することになり、取引先から契約企業に問い合わせが入るケースが想定される。
 「BtoBプラットフォーム 請求書 for おまかせ はたラクサポート」では、契約企業に加え、取引先の問い合わせにも電話やメール、画面共有によるリモートサポートにて対応可能なサポートサービスを別途提供する。これにより、取引先を含めた請求業務の電子化をスムーズに実現し、契約企業の電子請求書の導入・運用にかかる作業を削減する。

■提供料金(税別)
「BtoBプラットフォーム 請求書 for おまかせ はたラクサポート」
 基本メニュー「BtoBプラットフォーム 請求書」
  利用料 契約毎 2万円〜/月額
  初期費用 契約毎 10万円〜
 システム連携オプション
  利用料 連携システム毎 5,000円〜/月額
  初期費用 連携システム毎 10万円〜
 他