富士フイルムBI 請求書受領クラウドサービス「TOKIUM インボイス」を提供開始 インボイス制度/電帳法対応を支援

富士フイルムビジネスイノベーション 2023年2月27日発表


 富士フイルムビジネスイノベーション(富士フイルムBI)は、TOKIUM社と協業し、同社の請求書受領クラウドサービス「TOKIUM インボイス」を2月27日より提供開始したと、同日発表した。顧客の経理業務におけるDX推進と法改正への対応を強力に支援し、企業間取引における業務課題を解決する。

 「TOKIUM インボイス」は、紙やPDFなどあらゆる形式で届く請求書をTOKIUM社がユーザーの代行で受領し、99.9%以上の高精度でデータをクラウドに登録することで、ユーザーはクラウド上で請求書の仕訳・申請・承認作業を行うことができるサービスである。請求書の原本はTOKIUM社が保管するため、ユーザーによる管理の手間がなくなる。これまで請求書を紙で受け取り、紙の帳票を用いて処理していた企業も、請求書処理プロセスをデジタル化するとともに、原本を自社で保管する必要がなくなり、請求書処理業務の効率化を実現する。
 また、今年10月施行のインボイス制度(適格請求書等保存方式)や、12月末の改正電子帳簿保存法(以下、電帳法)の猶予期間終了が迫り、請求書の受け取りにおいても法改正に対応することが急務である。「TOKIUM インボイス」は、これらの法改正対応を支援する。
 適格請求書発行事業者の登録番号をはじめ、インボイス制度対応のために確認が必要とされる項目をTOKIUM社が照合することで、ユーザーが確認する負担を軽減するほか、「JIIMA認証(電帳法スキャナ保存ソフト法的要件認証)」を取得しており、請求書のみならず、契約書・納品書・見積書などの国税関係書類も電帳法に準拠した保管・一元管理が可能である。