東芝テックとTOUCH TO GO 棚一本から店舗運営可能な無人決済店舗を6月発売

東芝テック/TOUCH TO GO 2024年3月8日発表


 東芝テックとTOUCH TO GO(TTG)は、省スペース性を活用し、さまざまな業態で導入可能な無人決済店舗システム「TTG-SENSE SHELF(ティーティージー センス シェルフ)」を、6月から発売する。
 なお本製品は、3月15日まで東京ビッグサイトにて開催されている『リテールテックJAPAN 2024』の東芝テックブースに展示している。

「TTG-SENSE SHELF」の設置イメージ
TTG-SENSE SHELF」の設置イメージ

 人手不足が深刻化する中、居住地やオフィスなどに近接したマイクロマーケットにおいて、運営コストを抑えた無人店舗展開が注目されている。東芝テックとTTGはこれまで、自由なレイアウトで運用可能な「TTG-SENSE」、やぐら式で簡易設置ができる「TTG-SENSE MICRO」といった無人決済店舗を展開してきた。今回新たに、省スペース性を活かした無人決済店舗システムとして、商品棚一本から展開可能で幅広い業態に対応したプロダクト「TTG-SENSE SHELF」を発売する。
 「TTG-SENSE SHELF」は、省スペースでの店舗展開が可能なため、商業施設における催事区画での利用に加え、遊休地などを魅力的な売場に変えることが可能である。またオフィスや工場において、今まで店舗スペースが確保できなかったスペースでの売店運営を実現し、職域での利便性向上に寄与する。

JR東日本品川駅構内に出店した「TTG-SENSE SHELF」を用いた無人決済店舗

 なお、2月1日から6日にJR東日本品川駅構内で「TTG-SENSE SHELF」を用いた実証実験をTTGが行い、多くの駅利用者が無人決済店舗での買い物を体験した。

■「TTG-SENSE SHELF」の主な特長
(1)商品スキャンが不要。完全非対面決済を提供

 カメラと重量センサーによるリアルタイムな商品取得データの組み合わせにより、商品スキャンが不要な店舗オペレーションを採用。利便性向上とオペレーションコスト削減を両立した店舗運営が可能である。
(2)極小スペースでも店舗運営可能な無人決済店舗を実現
 商品棚1台から提供が可能な簡易設置版の無人決済店舗システムを実現した。電源があれば設置可能で専用の工事が不要なため、導入時に大幅なコスト削減が可能である。
(3)アプリダウンロードが不要
 消費者は専用のスマホアプリは不要で、現金・交通系ICカード・クレジットカード・バーコード決済などの利用が可能である。
 ※利用可能な決済種別は店舗により異なります。