サイオステクノロジーと大塚商会 受信ファクスに自動返信機能を加えた複合機アプリケーション提供開始

サイオステクノロジー/大塚商会 2023年11月22日発表


 サイオステクノロジーと大塚商会は、複合機向けアプリケーションソフトウェア「Easyファクス」の新バージョン『EasyファクスV2』を11月27日より提供開始した。

 昨今テレワークなどの場所を選ばない働き方が求められる中、各企業では「デジタル化への取り組み」が急務となっている。その一方で、業界の商習慣としてファクスによる企業間の取引は広く浸透し根強く残っている。特に多くの中堅・中小企業においては、注文書などの企業間のやり取りを、容易に変更することはできない。そのため、従来の商習慣を踏襲しながらデジタル化へ取り組むことが必要となっている。

 「Easyファクス」は、受信したファクス文書を電子化する際に、あらかじめ定めたルールで、自動で発信元情報や受信年月日ごとにフォルダへ振り分けると同時にリネーム処理を行ったり、クラウドストレージへ保存したりすることができるアプリケーションソフトウェアである。
 このたび、ファクス業務のデジタル化をさらに実現するため、受信したファクス文書に自動的にメッセージを追記して送信元へファクスを返信する機能を開発し、『EasyファクスV2』の提供を開始した。本機能は、ファクス受信時に送信元へ自動で受取返信が行えるため、送信元から受信元へ受取確認を行うことが不要となる。また、受信元においても受取確認に対する応答が不要となる。これにより、これまでのファクス授受確認業務における負担からユーザーは解放され、業務を効率化することが可能になる。

 また、ユーザーから要望の多かった、受信ファクスのデータが保存された際のメール通知機能を追加した。本機能により、以前から提供する社内PCへのポップアップ表示による通知に加え、外出先でメールにより通知を確認することが可能になる。その他、大量のファクスを受信した際のパフォーマンスを改良した。

 本製品は、多様化するユーザーのニーズに応えるため、ライセンスの販売(買い取り型)だけでなく、中堅・中小企業でも導入が容易となるサブスクリプション型による提供も行う。販売パートナーである大塚商会を通じての販売となり、初年度の販売目標は2,000本を計画している。