リコージャパンとサイエンスアーツ 現場の音声をAI活用につなぐ「Buddycom for RICOH」を提供開始

リコージャパン/サイエンスアーツ 2026年7月7日発表


 リコージャパンと株式会社サイエンスアーツは、現場で日々発生する音声コミュニケーションをAI活用可能な業務データへと変換し、現場業務のDXを支援するソリューションとして、ライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom(バディコム)」をベースとした新サービス「Buddycom for RICOH」を提供開始する。

Buddycom for RICOH 連携イメージ
Buddycom for RICOH 連携イメージ

 フロントラインワーカーを中心とする店舗、物流、製造、介護などの現場では、人手不足の深刻化や働き方改革の進展を背景に、限られた人員で業務品質を維持・向上させるためのDXが急務となっている。特に現場業務は、立ち作業や移動を伴うケースが多く、コミュニケーションが属人化しやすいという問題がある。こうした状況の中、トランシーバーのように複数人へ同時に音声で情報共有できるリアルタイムコミュニケーションは、現場の連携強化や迅速な意思決定を支える重要な手段として、その重要性が高まっている。
 一方で、現場で日常的に行われる音声コミュニケーションには、業務報告、問い合わせ対応、トラブル対応、ノウハウ共有など、業務改善につながる有益な情報が多く含まれているにもかかわらず、これまでは記録・整理・活用が十分に行われてこなかった。
 近年は生成AIの普及により、こうした音声データをテキスト化し、社内マニュアルや業務ナレッジと連携することで、確認作業や報告書作成、情報共有の自動化・高度化を実現するニーズが高まっている。さらに、音声データの蓄積・分析やAIとの連携を通じて、業務プロセス全体の見直しと最適化への期待も一層高まっている。

■「Buddycom for RICOH」の概要
 「Buddycom for RICOH」は、トランシーバーのようなリアルタイム音声通話に加え、チャットやライブキャスト(映像共有)もできるライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」と、顧客自身が生成AIアプリケーションを開発できるプラットフォーム「Dify」を連携させることで、従来人手で行っていた業務を自動化する。これにより、現場の生産性向上と業務品質の標準化を実現する。

■主な開発例
(1)音声AIチャットボットによるナレッジ検索

 登録された社内マニュアルや業務ナレッジの情報をもとに、AIが状況に応じた回答を生成し、音声で提供する。これにより、現場作業員は作業を中断することなく、ハンズフリーで必要な情報にアクセスでき、確認作業の迅速化と業務効率向上を実現する。
(2)報告書自動生成機能
 現場での音声コミュニケーションの会話ログを活用し、AIが業務報告書を自動生成する。
 音声データをテキスト化し、生成AIが重要情報(作業内容・事象・対応・結果など)を抽出・整理する。
 これにより、手入力による報告作業を大幅に削減、記録漏れ防止や報告品質の均一化を実現する。さらに、リアルタイムな現場情報の蓄積により、ナレッジの可視化と再利用も促進する。