東芝テック RFID対応 設置面積A4サイズ以下の小型ラベルプリンター発売

東芝テック 2023年11月6日発表


小型ラベルプリンター「BV410T」シリーズ
小型ラベルプリンター「BV410T」シリーズ

 東芝テックは、製造業や物流業、流通業や医療などさまざまな現場で利用可能な小型ラベルプリンター「BV410T」シリーズを11月10日に発売する。

 ラベルプリンターは、製造業における現品票や品番ラベル、物流業の荷札ラベル、流通業の棚札や、医療現場のリストバンドや検体ラベル、お薬手帳用ラベルなど、さまざまなシーンで使用されている。また、現場では業務効率化のため、プリンターの小型化と印字の高速化、インターフェースの多様化などが求められている。
 今回発売する「BV410T」シリーズは、設置面積がコンパクトなA4サイズ以下でありながら、従来機種と比較して最大印字速度を約1.4倍、使用可能なリボンの長さを2.5倍へ拡大し、業務効率化に貢献する。液晶ディスプレイを採用し多様なインターフェースを搭載したことで、視認性や操作性を向上した。
 また、RFIDタグへの書き込みが可能で、RFID技術を用いた現場の効率化ソリューションへの活用もできる。

 「BV410T」シリーズは、標準モデルが「BV410T-GS02-S」「BV410T-TS02-S」、フルカッターモジュール搭載モデルが「BV410T-GC02-S」「BV410T-TC02-S」。価格はオープン価格である。販売予定数は、5年間で1万2,500台。

■「BV410T」シリーズの特長
(1)省スペースに配慮したコンパクト設計
 設置面積がA4サイズ以下のコンパクトな設計である。
(2)素早い印字で現場作業を効率化
 最大印字速度が従来機よりも約1.4倍速くなり、作業時間の短縮に貢献する。(BV410T-GS02-Sの連続印刷の場合)
(3)小型ラベルプリンターとして同社初のRFID対応
 RFID技術に対応し、ラベルと同時にUHF帯RFIDタグへの書き込みが可能である。
 最小16mmのショートピッチタグにも対応している。店舗でのRFIDタグ再発行などにも利用可能である。
(4)長いリボンに対応
 リボンの長さが250mまで使用可能で、交換の回数や手間を削減する。
(5)マルチインターフェース
 標準でUSB、有線LANはもちろん、オプションで無線LAN、Bluetooth、RS-232Cに対応しており、顧客の通信環境に合わせて選択できる。