村田機械 電子取引データの手軽で確実な電子保存を支援 「InformationGuard EXかんたん電子保存キット」発売

InformationGuard EXかんたん電子保存キット

 村田機械は、電子帳簿保存法で定められた電子取引データの手軽かつ確実な保存を支援する「かんたん電子保存キット」を、UTM内蔵ネットワークストレージ「InformationGuard EX(インフォメーションガード・イーエックス)のオプション機能として、ムラテック販売を通じ2月中旬より発売すると、1月26日に発表した。

 請求書や領収書などをメールやペーパーレスFAXで受け渡しする、いわゆる電子取引データの取り扱いが近年増加している。これらのデータは従来、印刷した紙で保存することが電子帳簿保存法により認められていたが、令和3年度改正により制度変更され、電子取引データは電子データのまま保存することが定められた。2023年末に現在の宥恕措置が終了し、2024年1月より新制度がスタートする。
 そこで、電子取引データの保存方法として定められた「真実性の確保」(データが改ざんなどされていない本物と確認できること)と「可視性の確保」(必要な時にいつでも視認・確認できること)という2つの要件に沿って該当データをInformationGuard EXに手軽に保存・管理できるソリューションとして「かんたん電子保存キット」を新たに開発。幅広い中小企業の法令対応と業務効率化、DX推進を支援していく。
 キットの標準価格は、税別9万8,000円。利用にはInformationGuard EX本体の導入が必要である。

【かんたん電子保存キットの特徴】
(1) 電子取引データを簡単操作で確実に保存
 文書をInformationGuard EXの付属アプリ「IG EX Tool」へドラッグ&ドロップすると登録画面がポップアップ。管理に必要な属性情報を入力してInformationGuard EXへ簡単に保存できる。

InformationGuard EXかんたん電子保存キット

(2) 改ざん防止(真実性の確保)
 保存データの改ざん防止策として、ユーザーの操作権限を3段階にきめ細かく分類することで不用意な操作を防ぐ。また、保存データの操作ログは最大10年間記録され、訂正削除履歴を確実に残すことができる。

(3) 豊富な検索機能(可視性の確保)
 改正法で定められた「取引年月日の範囲」「取引金額の範囲」「取引先」という条件を組み合わせて保存データをすばやく検索できる機能を備える。