日本HP IJデジタル輪転機の新製品を発表

HP PageWide Advantage 2200
HP PageWide Advantage 2200

 日本HPは、インクジェットデジタル輪転機の新製品「HP PageWide Advantage 2200シリーズ」を10月19日より販売開始予定であると、9月9日に発表した。
 「HP PageWide Advantage 2200」は、あらゆる規模の印刷事業者の要望を満たすように設計され、出版、ダイレクトメール、商業印刷のお客様向けに、高い生産性で優れた品質の印刷を幅広いメディアで提供し、ビジネスの成長を支援する。

 「HP PageWide Advantage 2200」の特長は以下の通り。
高い生産性と処理能力
 カラーで最高152m/分、モノクロで最高244m/分の高速印刷を実現する。また、高カバレッジ印刷では、米国レターサイズのモノクロ画像を最大9,000万枚/月、さらにはパーソナライズされたA3カラー両面シートを21万4,000枚(1シフトで換算)を印刷可能な処理能力を持つ。また、はがきなどの厚紙印刷のニーズの高まりに対応し、インパクトのあるフルカバレッジのジョブにおける生産性を飛躍的に向上させている。
最高水準の品質
 「HP Brilliantインク」と2,400ノズル/インチのプリントヘッドを採用することで、よりカラフルな一般書籍や教育書籍から、市場での差別化を可能にするインパクトのある高カバレッジのダイレクトメールまで、付加価値の高い多様なアプリケーションに対応する最高水準の品質を提供する。
卓越した汎用性
 40gsmから最大300gsmまで幅広い重量のメディアに対応し、印刷事業者が必要とする汎用性を提供する。
信頼性と使いやすさ
 より少ないコンポーネントで構成される、革新的かつ堅牢なペーパーパスを備えたシングルプリントアーチ設計を採用した。管理する部品の数を減らすことで全体的な保守や修理の時間を短縮し、信頼性の向上と稼働時間の最大化を実現した。
柔軟性
 お客様がビジネスの成長またはアプリケーションミックスの変化に合わせ、柔軟に印刷機を拡充できるモジュール設計を特長としている。お客様は、1台、2台、または3台のドライヤーモジュールと、パッシブ(空冷)またはアクティブ(水冷)の冷却モジュールを用途に合わせて選択できる。さらに、コンパクトなシングルエンジン両面印刷設計を採用しており、設置面積を抑えながら、高い品質と生産性を提供する。
エネルギー効率に優れたテクノロジー
 高効率の乾燥システム「High Efficiency Dryingシステム(HED)」を搭載し、乾燥プロセスにおいて加熱された空気の最大80%を再循環させることにより、高速印刷時の電力使用量を最小限に抑える。