インフォマート 商品マスタ管理をクラウド化するPDPを開発・提供するLazuliに出資

 インフォマートは、プロダクト・データ・プラットフォーム「Lazuli PDP」の開発・提供等を行うLazuli株式会社に出資したと4月21日に発表した。
 近年、AIやIoT、ビッグデータ等、様々なデジタル技術が進展している中、企業が事業の発展や競争力を向上するために、データを利活用する重要性は年々高まっている。その一方で、「項目不足」や「表記ゆれ」「誤登録」等を原因としたデータ整備不足が発生しており、データ利活用時の大きな障壁となっている。
 Lazuliは、「情報流通を変革する」をミッションに掲げ、2020年7月に創業した、AI・自然言語解析をコア技術にもつテックカンパニーである。AIによるデータクレンジングや独自収集した世界中の商品情報を活用し、企業の商品情報をクラウド管理する「Lazuli PDP」や、1,500店舗以上の飲食店POSデータを活用したマーケティング支援を行う「外食AIリサーチ」を提供しており、企業のデータ利活用を高度なテクノロジーで支援している。

 インフォマートは、2021年よりLazuliと協議をはじめ、「Lazuli PDP」のAIアルゴリズムを通じて、インフォマートが提供する「BtoBプラットフォーム」のデータ基盤整備の検証を行っており、高い効果を確認している。この検証を通じて、Lazuliの優れた技術力や開発力を実感するとともに、Lazuliの事業がインフォマートのサービスと親和性が高く、情報整備の強化を通じて、サービス価値の向上を共に実現するパートナーであると判断し、今回、シリーズAラウンドにおける出資に至った。