エプソン ラインインクジェット複合機が「2023年度省エネ大賞 資源エネルギー庁長官賞」を受賞

セイコーエプソン/エプソン販売 2023年12月20日発表


 セイコーエプソンとエプソン販売(以下、エプソン)は、このほど一般財団法人省エネルギーセンターが主催する2023年度省エネ大賞(製品・ビジネスモデル部門)において、ラインインクジェット複合機 WorkForce Enterprise「LM-C6000・LM-C5000・LM-C4000」が「資源エネルギー庁長官賞」を受賞したと、12月20日に発表した。

受賞したラインインクジェット複合機
WorkForce Enterprise LM-C6000・LM-C5000・LM-C4000

 受賞内容は下記の通り。

■受賞部門
 2023年度省エネ大賞(製品・ビジネスモデル部門) 資源エネルギー庁長官賞

■受賞製品
 ラインインクジェット複合機「WorkForce Enterprise LM-C6000・LM-C5000・LM-C4000」

■受賞理由
 オフィス複合機マーケットは印刷能力が30〜59枚/分の速度帯がボリュームゾーンである。この速度帯はレーザー方式が一般的であり、熱圧着のためエネルギーを多く必要とする。それに対し本製品は熱を使わないインク吐出技術(Heat-Free Technology)と高精度加工技術を極めたインクジェットプリンティング技術(PrecisionCoreプリントヘッドテクノロジー)により、高速・高画質印刷を可能にしたラインインクジェット複合機である。新回路ユニットによりスリープ・動作時電力を低減させ、印刷速度が60枚/分のLM-C6000において、TEC値が0.25kWhと従来機種に対し39%削減。省エネ基準達成率を437%とした。さらに、ノズル高密度化による新ラインヘッドを採用し、搬送経路を最適化したコンパクト設計により、従来機種に対し設置面積を35%削減した。

■プリンティングソリューションズ事業本部 山田陽一副事業本部長 受賞コメント
 「われわれは、持続可能な社会に貢献するため、インクジェットイノベーションによる、オフィスの環境負荷低減とお客様の利便性向上の両立に、継続的に取り組みを進めてまいりました。2018年度に受賞したLXシリーズをさらに進化させた本商品での受賞は、大きな励みとなります。今後も時代の要請に応じ、さまざまな革新的な商品やサービスを提供してまいります」。

 なお、受賞商品は、2024年1月31日〜2月2日に東京ビッグサイトで開催される「ENEX2024」のアワードコーナーでの展示を予定しており、初日には省エネ大賞の授賞式が執り行われる。