東芝テック ELERA注文連携サービス「OrderLinkage」累計2000店舗導入を突破
東芝テック 2025年6月30日発表
東芝テックは、ELERA注文連携サービス「OrderLinkage(オーダーリンケージ)」の導入実績が、2025年6月に累計2000店舗を突破したと、6月30日に発表した。
現在、飲食店では消費者の多様なニーズに応えるため、さまざまな企業が提供するオンラインサービスを導入し、注文方法やオペレーションが多様化している。例えば、デリバリーサービスなどの外部のオンラインシステムで受けた注文を店舗のPOSシステムやオーダーエントリーシステムへ再登録する必要があるなど、売上管理の業務が煩雑化している。その結果、店舗スタッフの業務量は増加傾向にあり、効率的な運営体制の構築が求められている。
「OrderLinkage」は、東芝テックのPOSシステムやオーダーエントリーシステムを利用する飲食店向けに開発したグローバルリテールプラットフォーム「ELERA」に接続するクラウドサービスである。外部のシステムを利用したデリバリーやテイクアウト、店内モバイル端末を使用した注文などを、店舗の東芝テック飲食店向けPOSシステムやオーダーエントリーシステムとシームレスに連携し、自動で反映することで、店舗オペレーションの軽減と効率化に寄与する。
「OrderLinkage」は、2022年3月の発売開始からデリバリー・テイクアウト・店内モバイルオーダー・予約管理・自動配席など、連携可能な外部のオンラインシステムの範囲を着実に拡大してきた。今後は、需要予測・自動発注・リテールメディアといった分野にも連携を広げ、お客と飲食店をつなぐ新たなソリューション創出や飲食店の包括的な課題解決を支援する。
市場環境や業界のトレンドは変化を続けているが、「OrderLinkage」は多様化する市場ニーズに応え、連携するサービスの幅を広げることで、2027年には累計5700店舗への導入を目指している。