日本HP 白山印刷がHP Indigoデジタル印刷機を導入

 日本HPは、商業印刷分野で高付加価値印刷を強みとする白山印刷株式会社(東京都台東区)が、同社初となるデジタル印刷機として「HP Indigo 7Kデジタル印刷機」を2022年1月に導入したと、4月6日に発表した。
 白山印刷は、1969年に東京都江東区で「白山印刷所」として創業した。ホログラム転写やニスを用いた擬似的なエンボス加工による特殊表面加工や箔などの高付加価値印刷に強みを持ち、印刷の後加工まで一貫した生産体制を整えている。
 白山印刷は、加飾用のデジタル後加工機Scodixを2台保有し、業務のデジタル化を進めている。このたび、ますます増加する多品種小ロット需要に対応するため、同社で初めてのデジタル印刷機として「HP Indigo 7Kデジタル印刷機」を導入した。「HP Indigo 7K デジタル印刷機」は、特色インキの豊富な種類や、透明シートなど印刷可能な素材の多様さが特長である。また、白山印刷が活用しているデジタル後加工機Scodixとの組み合わせにおける印刷、後加工適正の良さも評価され、今回の導入に至った。
 白山印刷が得意とする高付加価値な特殊印刷と後加工の両方をデジタルで一気通貫に生産することで、多品種小ロットへの対応と短納期を実現する。また将来的には、バリアブル印刷を活用した商品やHP PrintOSXを活用したクリエイティブなアイデアの創出で、さらなる高付加価値印刷への事業拡大を見込んでいる。