PFU 全国初「Caora申請書作成ソリューション」が石川県かほく市で稼働開始 「書かない窓口」運用

PFU 2023年6月16日発表


 PFUは、石川県かほく市が、市民サービス向上と職員の業務効率化を実現するDXの取り組みとして、PFUが5月11日に販売を開始した自治体向け「Caora申請書作成ソリューション」を導入し、申請書作成支援コーナーを開設したと、6月16日に発表した。
 今回のかほく市での導入が、全国で初めての本ソリューション導入となる。PFUは、今後も人口減少や少子高齢化により窓口業務の効率化が不可避であるという社会課題に対し、本ソリューションの提供により地方自治体のDX推進に寄与していく。

 かほく市では、窓口に来る市民へのサービス向上と、職員の窓口業務の効率化を同時に実現する取り組みとして、本ソリューションを導入した「申請書作成支援コーナー(書かない窓口)」を開設した。マイナンバーカードや運転免許証をはじめとする本人確認書類を専用装置で読み取るだけで、住民票の写し交付などの各種申請書作成の一部自動化を可能にしている。
 2022年7月から11月にかけても、PFUとかほく市で進めている「共創プロジェクト」の一環として、実証実験の形で申請書作成支援を行ったが、今回、実証実験の時よりも対応している本人確認書類を増やすなど、その際に寄せられた声を反映している。

■本取り組みの特長
 顔認証付き本人確認装置「Caora」にカードを置いて簡単な操作をするだけで、様々な申請書を簡単に素早く作成できる。
 (1)申請書作成アプリケーションを搭載し、タッチ操作で各種選択を行うタブレットPC、(2)本人確認書類を読み取る「Caora」、(3)申請書を印刷するプリンターの3点の機器で構成されている。
 これにより、本人確認書類の氏名・住所などの個人情報があらかじめ印字された申請書を作成することができる。

 本ソリューションでは5種類の本人確認書類に対応しており、幅広い利用者が使うことができる。
 また、高齢者や申請に不慣れな外国籍の住民などの負担も軽減できる。

■運用開始日
 2023年6月16日
■対象窓口・業務
 《対象窓口》かほく市役所本庁 市民生活課
 《対象業務》証明書(住民票、戸籍、印鑑登録証明)、住所変更申請、個人番号カード交付申請、個人番号カード更新申請
 《対応する本人確認書類》マイナンバーカード、運転免許証、運転経歴証明書、在留カード、特別永住者証明書