エプソン プリンターやプロジェクター6機種が「iF Design Award 2023」を受賞

セイコーエプソン 2023年5月24日発表


 セイコーエプソン(以下 エプソン)は、同社が国内外で販売しているプリンターやプロジェクター6機種が、世界的に著名なデザイン賞「iF Design Award 2023」を受賞したと5月24日に発表した。

 「iF Design Award」は、1954年以来、ドイツを本拠地とするiF インターナショナル・フォーラム・デザイン主催のもと革新的な工業製品デザインを選定し、現在では最も権威のある賞の一つとして国際的に認知されている。この賞は、実用性、技量、革新度、環境への配慮、機能性、使い勝手、安全性、美しさ、ユニバーサルデザインといった多岐にわたる選定基準をクリアしたものだけに与えられる。今回は、56の国・地域から約1万1,000件のエントリーがあり、133名の専門家による審査が行われた。

SL-D500

【受賞デザイン】
■業務用小型写真プリンター「SL-D500シリーズ」
 店舗内での柔軟なレイアウトが可能な業務用小型写真プリンターである。軽量・コンパクトなデザインで最大3台を重ねて使用でき、フルフロントオペレーションにより狭い棚やカウンター内にも設置可能である。また、インクボトル方式のため、カートリッジ方式と比較して梱包材などの廃材も少なく、環境負荷低減にも貢献する。

■大判インクジェットプリンター「SureColor SC-T7700シリーズ / SC-P8500シリーズ」
 CADやPOP、フォト用途の大判インクジェットプリンターである。狭い店舗のバックヤードなどでも印刷スペースを確保するため、本体奥行を500mm以内に収めた。ロール紙のセットから印刷までの操作をフロントオペレーションで完結させ、背面と側面をフラット形状にすることで壁にスペースを持たせず設置することができる。また、天面も完全フラット化してPC操作や作業台として使えるデザインのため、顧客の環境に適したさまざまな置き方が可能である。

■モバイルレシートプリンター「TM-P20II / TM-P80II」
 接客・配達・検針用途のモバイルレシートプリンターである。本体を携行した際の見栄えや店舗空間との調和を求める声に応えたすっきりとしたデザインに加え、耐落下性2.1mと防塵防水性能IP54に準拠している。(耐落下性2.1mは「TM-P20II」のみ)

■小型ラベルプリンター「TM-L100」
 飲食店などの注文整理や食品管理に最適な小型ラベルプリンターである。凹凸の少ないデザインのため清掃しやすく、食品を取り扱う環境での使用にも適している。また、デリバリーサービスの普及に伴い多様化したラベル需要に応え、台紙が無くごみの出ない強粘着ライナーフリーラベルに対応し、使用環境と環境負荷の双方を改善する。

■レシートプリンター「TM-m30III」(海外モデルのみ)
 スマートフォンなどのタブレット端末から操作するPOS用レシートプリンターである。洗練された店舗空間からコンビニチェーンまでさまざまな空間において調和しやすいスタイリッシュなキューブデザインである。フロントとトップ2方向の排紙が可能な利便性に加え、継ぎ目や段差などの凹凸を減らした外装のため、クリーンな印象だけでなく高い清掃性を実現。さらに、抗菌仕様の本体ケースのため、多くの人が使用するセルフレジでも安心して使用できる。

■ホームプロジェクター「EH-LS800W/EH-LS800B」
 超短焦点レンズ採用により、壁から約2.5cmの近距離に設置しても80インチの大画面投写が可能となった超短焦点プロジェクターである。スマートフォンのアプリケーションとカメラを活用した投写画面の自動補正など、簡単かつ柔軟に設置できる機能を搭載した。リビングに自然に溶け込む外観を目指し、厚みのある天板や縦に走るテクスチャー、金属調のフットなど、家具のような佇まいに仕立てた。スピーカーネットには製品本体に施された縦のテクスチャーと連なった折れ面を設け、豊かな音の広がりを期待させるデザインにしている。