ブラザー工業 特別賞「グッドフォーカス賞」を含む計6件で2022年度グッドデザイン賞を受賞

 ブラザー工業は、インクジェットプリンターなど計6件において、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2022年度グッドデザイン賞」を受賞したと、10月7日に発表した。また、そのうちの1件であるインクジェットプリンター「DCP-C421W」(海外販売製品)は、グッドデザイン・ベスト100に選出され、その中から特に優れたデザインに贈られる特別賞である「グッドフォーカス賞[新ビジネスデザイン]」も受賞した。
 同社としては、1960年に一般用ミシンが初選出されて以来、本年度の6件を含め、累計受賞件数は224件となった。また、本年度にて1993年から30年連続の受賞となった。

ブラザー工業の2022年度グッドデザイン賞受賞製品( * =海外販売製品)

■インクジェットプリンター 「DCP-C421W」 (海外販売製品)
《審査委員の評価コメント》
 家庭用インクジェットプリンターにとってのランニングコストはインク代が大半を占めるが、本機は印刷そのものに支払う従量課金印刷方法を採用しており、非常にわかりやすく直感的である。一連の流れであるモバイルアプリ連携で購入からチャージする仕組み、申請によりインクが直接自宅に送られてくる利便性など、わかりやすく淀みがない。成熟市場でもユーザー利便性を問い続ける姿勢を審査委員一同、高く評価した。本システムにより使われ方や本体破棄までの時間、またユーザーの意識などがどう変化していくか、その結果も続けて注視していきたい。