シノプスがSansanのリスクチェック機能でリスク検索所要時間を約9割削減

 Sansanは、営業DXサービス「Sansan」の「リスクチェック powered by Refinitiv/KYCC(以下、リスクチェック)」機能を活用した(株)シノプスの導入事例とその成果を9月20日に発表した。
 本機能の導入により、シノプスは従来手動で行っていたリスク検索にかかる時間を年間で約9割削減するなど、業務効率化と営業スピードの向上で高い成果を上げている。

リスクチェック機能について
 営業DXサービス「Sansan」のリスクチェック機能は、ロンドン証券取引所グループ傘下のRefinitiv(リフィニティブ)社およびKYCコンサルティング(株)との連携により開発・提供している機能である。紙の名刺のスキャンおよび、オンライン名刺交換やメールのやりとりから署名情報をSansan上に取り込むだけで、取引リスクがある企業を自動的にスクリーニングすることが可能である。国内外の反社会的勢力等の情報をカバーしており、業種業界問わず幅広いユーザーから大きな反響を得て、導入企業は1000社弱となっている。

サービス導入背景
 シノプスは、「世界中の無駄を 10%削減する」をビジョンに掲げ、流通業向け需要予測型自動発注サービス「sinops」を開発・販売しているソフトウェアメーカーである。あらゆる無駄は在庫に起因するという信念のもと、ITソリューションによって、人・もの・金・時間・情報といった限りある資源を最適化することを目指している。流通業界の無駄を削減するために、小売・卸・メーカーの情報を一気通貫でつなげるデマンドチェーンマネジメント(DCM)構築にも取り組んでおり、小売業の需要情報を把握することにも注力している。
 シノプスでは、取引先が拡大する一方で、そのリスク検索に膨大な作業時間を要していた。当時は、見積書発行の際に、営業部門からリクエストがあった企業について、担当者がウェブサイトやメディアの掲載情報をもとにすべて手動でリスク検索を行っていた。そこで、管理部門におけるリスクチェック業務負荷軽減を目的に、Sansanのリスクチェック機能を導入した。

導入後の運用と成果:リスク検索にかかる時間を年間約9割削減
 シノプスでは、コロナ禍で営業活動のオンライン化が進む中、新しい取引先と接点ができた時点でリスクチェックが可能な体制を構築するために、オンライン名刺の利用を徹底した。これにより、接点ができた時点で自動的に一次スクリーニングが行われるようになった。そして、毎回所定のキーワードを入力して取引リスクの有無を調査する必要がなくなり、リスク検索にかかる時間が年間で約9割削減された。結果として、手動でリスク検索を行っていたときには平均3〜5日を要していた見積書の発行が、リスクチェックで問題がなければ即日発行できるようになった。
 そのほか、リスクチェックを担当する管理部門の業務効率化だけでなく、営業部門のスピード向上にも効果が出たことから、さらに積極的にオンライン名刺の活用が進むという好循環が生まれ、オンライン名刺交換による接点データの蓄積が名刺交換全体の3割超まで増加した。オンライン名刺の利用が定着したことで、Sansanの接点データベースが充実し、マーケティング施策の高度化にも活用されている。