リコー ブライトヴォックスが経済産業省「出向起業等創出支援事業」に採択

ブライトヴォックス社の立体投影装置

 リコーは、主催する事業共創プログラム「TRIBUS(トライバス)」で選出された社内チームであり、立体投影装置「WARPE(ワープイー)」の事業化を目指して起業した株式会社ブライトヴォックス(brightvox)が、経済産業省が実施する「出向起業等創出支援事業」に採択されたと、7月22日に発表した。
 ブライトヴォックス社は、現実空間に全方位映像を映し出せる立体投影装置を開発し、これを活用することにより、イベント会場・店舗・ショールーム・アミューズメント施設など、リアルな場の体験価値を向上することを目指して市場探索を行っている。出向起業により構想と決断のサイクルをスピードアップさせることに加え、今回の採択により、事業開発活動費用(プロトタイプ開発、実証実験等)の補助を受けてシステム等の開発を加速することを目指す。

 「TRIBUS」は、社内外からイノベーターを募り、リコーグループのリソースを活用し新たな価値創造につなげるプログラムである。ビジネスアイデアの提案から社内起業等を通じた新規事業の創出を目指しており、リコーから出向起業を行ったのはブライトヴォックス社が初となる。