エプソン 新ブランド「CONTOURJET」で立体物への直接印刷ソリューションを強化
セイコーエプソン 2026年9月16日発表
セイコーエプソン(以下 エプソン)は、独自のインクジェット技術とロボティクス技術を組み合わせた立体物直接印刷システム(Direct-To-Shape Printing System)を、新ブランド「CONTOURJET」(コントアジェット)として展開する。
本ブランドのもとで装置性能の向上に加え、インク、関連ソフトウエア、導入支援、保守サービスまでを含めたトータルソリューションを提供し、顧客の加飾工程における効率化や環境負荷低減と、多様なデザイン表現の両立に貢献する。また、スポーツ用品、自動車部品、工業製品など、立体形状への加飾ニーズが見込まれる市場に向け、グローバル展開を加速する。


「CONTOURJET」は、コンパクトな形状と高精度なインク吐出性能を両立したエプソンのPrecisionCoreプリントヘッド「S800」と、エプソンが開発した高精度な産業用6軸ロボットを組み合わせることで、曲面や凹凸を有する複雑な立体物への直接印刷を可能にするソリューションである。PrecisionCoreプリントヘッド「S800」と独自の軌跡制御と画像処理技術により、溝や湾曲を含む複雑な形状に対しても高品質かつ高精度な印刷を実現する。
さらに、従来のアナログ印刷工程のデジタル化により、人手作業の削減や省スペース化を実現し、製造工程の合理化に貢献する。また、インクジェット技術の特長である「必要なところに、必要な量だけ印刷する」ことで、材料使用量や廃棄物を削減し、環境負荷の低減にも寄与する。さらに、版や専用材料を必要としないため、多品種少量生産やパーソナライズ需要にも柔軟に対応し、多様なデザイン表現を可能にする。
今回のブランド展開に合わせ、機能の強化も実施した。リニアモーター駆動や可搬重量を高めたエプソンのロボットの採用により、大型・長尺ワークへの印刷にも対応する。さらにフロントアクセスを重視した設計によりメンテナンス性を高めるとともに、ホワイトインク・透明インク(バーニッシュ)を含む多色印刷への対応により、より多彩な加飾表現を可能にする。加えて、エプソンはパートナー企業との連携を通じて、用途や素材に応じた最適なインクや運用方法を提案し、顧客の新たな価値創出を支援する。
なお、エプソンは、9月23日から25日まで、米国ネバダ州のラスベガス・コンベンションセンターで開催される印刷業界向け国際展示会「PRINTING United Expo 2026」に出展し、「CONTOURJET」で印刷した立体物サンプルなどを通じて、本ソリューションの特長を紹介する。

