Sansan 企業のデータ品質を高める新サービスを発表 社内システム上のデータ重複や更新漏れを補正
Sansan 2025年11月21日発表
Sansanは、企業が保有するデータの品質を高める新しいサービス「Sansan Data Intelligence(サンサン・データ・インテリジェンス)」の提供を12月下旬に開始する。
「Sansan Data Intelligence」は、同社が創業から18年間にわたり名刺や請求書などの膨大なビジネスデータを処理する中で培ってきたデータ化・名寄せ技術をもとに開発した、データクオリティマネジメントサービスである。「Sansan Data Intelligence」に搭載された800万件超の企業・事業所データベースをもとに、ユーザー企業内の取引先データの重複や更新漏れを補正し、AI活用や戦略立案に必要となる高品質なデータ基盤の実現を後押しする。
取引先データに関する不整合が生じると、データを活用した顧客分析や戦略立案の精度の低下につながる。加えて、AI活用においても古い社名や住所といった不正確なデータを参照し誤った解答が出力されるといった懸念がある。データを正確かつ最新の状態に維持することは、AI活用や意思決定の精度を左右する重要なポイントである。
「Sansan Data Intelligence」は、基幹システムやCRM(顧客関係管理)・SFA(営業支援システム)などで管理している取引先データを連携するだけで、データに含まれる企業や事業所を特定し、800万件超の独自データベースの情報をもとに重複や表記ゆれ、欠損、古い情報などを最新かつ正しい情報に更新・補完する。また、取引先を新たに登録する際に正しい情報を提案するほか、情報のアップデートが必要な際は通知を行う。

