村田機械 中小企業の安全なネットワーク環境を支える次世代UTMアプライアンスを発売

村田機械/ムラテックフロンティア 2025年11月13日発表


TMB-2550/TMB-2530

 村田機械は、サイバー攻撃を防ぐ中小企業向けUTM(統合脅威管理)アプライアンス「TM-BOX」シリーズの新製品「TMB-2550/TMB-2530」を、ムラテックフロンティアを通じ11月下旬より販売する。

 昨今、ランサムウェアや情報窃取型マルウェアなどの攻撃はますます巧妙化し、特定の大企業だけでなくその取引先や委託先を狙う「サプライチェーン攻撃」が大きな脅威となっている。取引ネットワークのいずれかの企業が被害を受けると、関連企業へも被害が波及するおそれがあり、事業継続に深刻な影響を及ぼす。こうした状況の中、IT管理者のいない中小企業においても、自社と取引先を守るための堅牢なセキュリティー対策の備えが不可欠となっている。
 「TM-BOX」は、オフィスの通信ネットワークの出入口にファイアウォール、IPS(侵入防止)、アンチウイルス、アンチスパムなどの機能を統合的に備え、日々進化するサイバー脅威から中小企業を守るスタンダードなセキュリティー機器である。
 「TM-BOX」シリーズの新製品「TMB-2550/TMB-2530」は、2023年発売の「TMB-1555/TMB-1535」の後継機である。スループットパフォーマンスを1.5倍以上に向上させ、増え続ける動画配信やクラウドサービス利用などの通信量に対応して快適な通信環境を維持しながら確実に脅威を防御する。また、幅広いIPv6通信サービスへの対応により社会全体のネットワークインフラの進化にも柔軟に追従する。さらにSSL(暗号化)通信の検査機能も兼ね備え、インターネット通信の大半を占めるまでになった暗号化トラフィックの中に潜む脅威も確実にブロックする。こうした進化により、刻々と変化するネットワーク環境においても中小企業が安心して業務を遂行できる環境を実現する。
 UTMには、世界的に高い評価を得ているチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ社製のエンジンを採用。確かな検知精度と安定性を備え、日々多様化するサイバー脅威に強固に対応する。
 また、製品導入後も、顧客の運用状況やニーズに応じてサポートメニューを幅広く用意している。トラブル対応から運用相談まで、きめ細やかにサポートし、安心・快適な業務環境の維持を継続的に支援する。
 価格は、「TMB-2550」が5年ライセンスで標準価格税別115万円、「TMB-2530」が同84万8,000円。