東芝テック 飲食店向けクラウド型POSシステム「FSlegatony」を発売

東芝テック 2024年3月7日発表


 東芝テックは、同社製自動釣銭機や飲食店向け無線オーダーシステム「OrderVelocity(オーダーベロシティ)」に連携可能な飲食店向けクラウド型POSシステム「FSlegatony(エフエスレガトニー)」を今夏に発売する。販売予定数は、5年間で約7,000店舗。
 なお本製品は、3月12日から15日に東京ビッグサイトにて開催される「リテールテックJAPAN 2024」の東芝テックブースに出展する。

東芝テック 飲食店向けクラウド型POSシステム「FSlegatony」システム概要図
システム概要図

 クラウド型POSシステムは、導入時の初期費用を抑えることができる一方、対応するハードウェアが汎用性が高いタブレットやプリンターであることが多く、ハードウエアにトラブルが発生した場合に店舗側の負担が大きくなるケースがある。
 同社のクラウド型POSシステム「FSlegatony」は、ハードウェアとソフトウェアの両方を提供する事で、店舗運営をトータルにサポートし、同社製飲食店向け無線オーダーシステム「Order Velocity」との連携により、オンプレミス型の安定性や使いやすさを保ちつつ、クラウドサービスの最新機能を追加料金なしで利用できる。さらに同社製飲食店向け注文連携サービス「OrderLinkage(オーダーリンケージ)」との連携により、フードデリバリーやモバイルオーダーなどの外部サービスと接続し、注文管理を一元化することが可能である。
 「FSlegatony」のWebサイトでは店舗のデータ分析やマスタ作成ができ、クラウドサービスのメリットである、いつでも、誰でも、どこにいても店舗情報を確認することもできる。また、同社が取り扱うiPadのクラウド型POSとのGUIの共通化や売上データの連携により、一企業内で業種業態に応じたシステムを選択することができる。
 今後は、セルフレジ対応やその他機能拡充により、店舗のニーズに合わせた導入ができるよう、ラインナップを充実していく。

■「FSlegatony(エフエスレガトニー)」の主な特長
(1)東芝テック製ハードウェア・システムに接続可能

 東芝テック製自動釣銭機や飲食店向けオーダーシステム「OrderVelocity」との連携により、効率的な店舗運営をサポートする。POS端末は、専用機か汎用タブレットPCの選択ができ、また、飲食店向け注文連携サービス「OrderLinkage」との連携により、フードデリバリーやモバイルオーダーなどの外部サービスと接続して注文管理を一元化することが可能である。

(2)機能追加による費用・バージョンアップ作業が不要
 クラウドサービスとして提供しているため、バージョンアップによって追加される最新機能を追加料金なしで利用できる。また、バージョンアップも自動で行われるため店舗側での作業が不要である。

(3)クラウド上で売上分析やメニュー設定が可能
 クラウド上で簡易的な売上分析などを行うことができるため、店舗と本部の状況をリアルタイムに共有できる。