キヤノンITS 医療DXを実現 医療機関向けサービス「CONASAS」を2月に提供開始

キヤノンITソリューションズ 2023年11月24日発表


 キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は、医療DXを実現する新たな医療機関向けサービス「CONASAS(コナサス)」を2024年2月中旬より提供開始する。価格は、月額利用料15万円〜。

 ICT技術の進展と新型コロナウイルス感染症等の流行により、現場における医療診療の在り方が大きく変容している。例えば、医療情報の利活用のための電子カルテ普及/電子カルテ情報標準化の環境整備が進められ、また、オンライン診療が広く一般に浸透し、患者の受診行動にも変化が生じていることなどがある。一方で、2024年4月から医師の働き方改革の新制度として時間外労働の上限規制の適用が施行される。このような背景から、医療機関においてはデジタルヘルスサービスの活用などを通じた医療DXの実現が早急に求められている。
 しかしながら、依然として実際の診療場面ではデジタルヘルスサービスを十分に活用できているとは言い難い状況が続いており、セキュリティ対策をはじめとしてデジタルヘルスサービスの活用にはいまだ多くの障壁が残っているのが実情である。このような課題を解決すべく、キヤノンITSは、強固なセキュリティ対策を実現するプラットフォームとして、新たな医療機関向けサービス「CONASAS」の提供を開始する。

■「CONASAS」の特長
(1)多層防御による強固なセキュリティ対策
 医療機関内から外部のデジタルヘルスサービスや希望するサイトに安全に接続できるよう、多層防御による強固なセキュリティ環境を提供する。これにより、さまざまなクラウド型デジタルヘルスサービスも容易かつ安心して利用することができる。

(2)医師の働き方改革/医療現場の業務効率化
 医師に対する時間外労働の上限規制の適用開始が迫るなか、医療現場でも働き方改革、業務効率化が求められている。「CONASAS」を導入しセキュリティ対策を強固にすることで、各種デジタルヘルスサービスを活用しながら診療業務の効率化を実現できる。また、運用をアウトソースすることで、IT人材の確保が難しい場合も少ないリソースでセキュリティ対策が可能になる。