リコー THETA本体と360度画像活用のビジネス向けパッケージを提供開始

リコー 2023年11月7日発表


 リコーは、不動産や建設業をはじめとしたビジネスの現場向けに、「RICOH THETA」本体および360度画像の使い勝手を向上させるソリューション「RICOH360プレミアムパッケージ」の提供を国内で11月14日に開始する。
 パッケージは、(1)RICOH THETA本体+専用三脚のセットの物損補償付きレンタルとサポート、(2)RICOH THETAの稼働状況を把握できるデバイスマネジメント、(3)360度画像をより使いやすくするメディアマネジメントの3つから構成され、自由に組み合わせが可能である。リコーは本パッケージを、不動産業やハウスビルダー、ゼネコン、建設SaaSベンダーなどのパートナー企業に提供する。本パッケージを導入したパートナー企業は、自社サービスのラインアップのひとつとして、エンドユーザーにRICOH THETAや360度画像をより使いやすい環境を提供できる。
 本パッケージの提供開始にあたり、「RICOH360プレミアムパッケージ」を活用し、エンドユーザーに向けた新たなソリューションを共創するパートナー企業を、幅広く募集する。

RICOH360プレミアムパッケージ」イメージ

【「RICOH360 プレミアムパッケージ」概要】
(1)機材レンタルおよびサポート

 RICOH THETAと専用三脚のオールインワンセットで物損補償付きのレンタルで提供する。故障時は追加料金なしで代替機を迅速に提供するサポート体制も整えることで、現場の撮影業務のダウンタイムを低減する。

(2)デバイスマネジメント
 ダッシュボードやAPIを通じて、RICOH THETAの稼働状況を遠隔で可視化することで、デバイスの故障につながるエラーや状態変化をいち早く察知し、業務への影響を最小限に抑制できる。ファームウェア自動更新や、デバイスが稼働している位置情報から、どの拠点でどの程度デバイスが使われているかの把握が可能である(11月末以降順次提供予定)。デバイスごと・ユーザーごとの利用状況も可視化されるため、エンドユーザーはそれらの情報をもとに業務での活用に対するメンバーへのフォローを行うこともできる。

(3)360度ビューワーや画像処理技術(メディアマネジメント)の提供
 360度コンテンツの閲覧するために必要なビューワーや、画像の品質を向上させるためのAI超解像機能、画像切り出し機能等をAPIにて提供する。リコーの培ってきた光学やAIの技術を応用して開発したAPIを活用することにより、パートナー企業は一から開発することなく360画像・映像を活用したソリューションの開発・サービス提供が可能となる。