リコー レーザー光源の液晶プロジェクター発売 明るさ6,000lm、120型の大画面投映可能
リコー 2023年6月21日発表
リコーは、レーザー光源を採用したレンズ固定式プロジェクター「RICOH PJ WUL6760」を6月30日に発売する。
「RICOH PJ WUL6760」(オープン価格)は、「RICOH PJ WUL5970」の後継商品に位置づけられるとともに、リコーとして初めて提供するレンズ固定式・6,000lmクラスの商品である。レンズ固定式プロジェクターは、レンズ交換式に比べて低価格というメリットがあり、特に120型の大型映像の投影ができる6,000lmクラスは、教育現場や企業等で需要が拡大している。
新製品は、高輝度ながらコンパクトで軽量なため、「常設(天吊り)」と「可搬(卓上)」の両用途で活用できる。また、ズーム倍率1.6倍のレンズと可動範囲の広いレンズシフトを装備しており、さまざまな設置環境に適応する。大学の教室・講義室での天吊り設置はもちろん、中会議室やオフィス・学校のカフェテリアでのイベント利用、また各種施設の多目的ルームでのレクリエーション利用などでは、天吊り・卓上どちらの設置にも対応可能で大型映像利用の幅を広げる。
■「RICOH PJ WUL6760」の主な特徴
(1)レーザー光源の効用
・120型投影に適した輝度と鮮明な画質を実現。
・約20,000時間の長寿命。ランプ交換不要で、導入後の費用と手間を軽減。
・起動とシャットダウンが早く、準備や片付けの時間を短縮。
・光源切れのリスクが低く、授業や会議を中断される不安を解消。
(2)「常設(天吊り)」と「可搬(卓上)」両方で設置可能な仕様と機能
・幅405×奥行358×高さ137mm、重さ約7.7㎏で持ち運びが苦にならないサイズと重さ。
・ワイドなレンズシフト機能(上方向:最大60%、左右:最大29%)を装備。天吊りだけでなく卓上設置でも120型の投映が可能。
(3)AVシステムの構築を簡便にする機能
・本機のHDBaseT入力は、HDMI信号(映像)の長距離伝送を行うだけでなく、RS232Cの制御信号も受信でき、配線作業の工数を削減。
・画像補正調整機能を本体メニュー内に搭載。曲面スクリーンやコーナー部分など特殊な投映面への投映調整が容易。