東芝テック 複合機「e-STUDIO」シリーズ 高速機4モデルを拡充

東芝テック 2023年5月18日発表


e-STUDIO 7527AC
e-STUDIO 7527AC

 東芝テックは、2022年7月1日に発売した「e-STUDIO」シリーズ9モデルに加え、カラー高速複合機「e-STUDIO6527AC/7527AC」およびモノクロ高速複合機「e-STUDIO6529A/9029A」を7月3日に発売すると、5月18日に発表した。これにより、現行の「e-STUDIO」シリーズのラインナップは13モデルに拡充される。

 この数年で急速に進んだ働き方改革と働き方の多様化により、オフィス以外で業務する機会が増加し、スマートフォンやタブレットを使用したマルチデバイスでの業務が拡大、浸透してきた。

 本モデルを含めた現行の「e-STUDIO」シリーズは、コンセプトを「Workstyle Renovation」とし、複合機の利用シーンをこれまでのオフィスに限定することなく、多様化するワークスタイルに対応している。2022年の発売以降、対応するクラウドサービスやアプリケーションなどとの連携を増やすとともに、快適な操作性や機能の実現、複雑化するセキュリティへの対応、迅速なサポート体制の強化など、複合機をさらに安心・安全な状態で使ってもらうための各種機能と環境の充実を図っている。

 一方で、オフィスへ出社するケースの増加とともに印刷する機会も増えてきていることから、本シリーズでは、カラー機で最高75枚/分のカラー出力、モノクロ機で90枚/分の出力で大量印刷のニーズにも対応したスペックとなっている。

 「e-STUDIO」高速機4モデルの税別価格は、「e-STUDIO6527AC」が380万円、「e-STUDIO7527AC」が416万円、「e-STUDIO6529A」が258万円、「e-STUDIO9029A」が368万円である。

写真左から、e-STUDIO7527ACシリーズ、e-STUDIO2020ACe-STUDIO5525ACシリーズ、
e-STUDIO5528Aシリーズ、e-STUDIO9029Aシリーズ

【「e-STUDIO」高速機4モデルの主な特長】
■使いやすさを追加した機能を追加
 外付けの大容量給紙装置を2連連結できるように対応した。高速機を利用するユーザーは印刷枚数が多い特長を踏まえ、印刷中の給紙の手間を減らすことができる。2022年発売のシリーズで採用した給紙カセットの自動引き込み機能や、人が近づいてきたことを感知し立ち上げ動作を始める人感センサー、2022年度グッドデザイン賞を受賞したe-BRIDGE Plus for Voice Guidance(視覚に頼らずにデジタル複合機を操作するためのアプリケーション)にも対応している。

■クラウドサービスとの連携強化や便利なスキャン機能
 同社クラウドストレージの「Collastorage(コラストレージ)」とe-STUDIOをパソコンを介さず、直接保存したり、保存データを印刷したりするオプションを用意。また、非定形サイズの連続読み込みに対応した原稿送りの標準装備や、オプションでガラス台から複数枚同時にスキャンし、個別にデータ化するマルチクロップスキャン機能にも対応。スキャン機能を充実させ、ユーザーのDX対応に便利な機能を用意している。