山陽製紙 キンコーズと連携し「紙資源の循環サービス」を開始 電子化後の紙文書をアップサイクル

 紙再生サービスメーカーの山陽製紙(株)は、キンコーズ・ジャパン(以下 キンコーズ)とパートナーシップを結び、山陽製紙の不用コピー用紙の再生サービス「PELP!(ペルプ)」の仕組みを活用した「紙資源の循環サービス」を6月27日より開始したと、6月30日に発表した。
 キンコーズでは、企業に蓄積された大量の「紙文書」を「電子化」し、旧来の紙を中心とした業務フローの見直しを支援する「文書電子化サービス」を展開している。今回提供を開始するのは、電子化して不用になった紙を100%再生紙にし、名刺や封筒、販促物等新たに印刷物にアップサイクルして顧客に返還し、資源を循環させるサービスである。

 「PELP!(ペルプ)」とは、会員企業から不用コピー用紙を回収し、オフィス用品などにアップサイクルして還元するサービスである。キンコーズは、2021年9月より会員となり、自社から出た不用紙を従業員が使う名刺や封筒に再生して利用してきた。キンコーズが提供する「文書電子化サービス」では、電子化された後の紙の多くが廃棄処分されているという状況に対して、同サービスの顧客向けにも「PELP!」を活用していくことになった。顧客の環境活動への参画やSDGs推進といった活動も支援する。