コニカミノルタ シリコン型太陽電池の検査技術に関する研究開発が宮城県の研究開発提案募集に採択

コニカミノルタ 2026年10月14日発表


 コニカミノルタは、宮城県が二酸化炭素排出削減等の環境負荷低減に資する研究開発を支援するために募集した「みやぎ環境関連研究開発等支援事業費補助金」制度に研究提案を行い、このほど採択されたと発表した。
 この研究開発では、ハイパースペクトルイメージング(HSI)を用いてシリコン型太陽電池の発電効率の経年劣化予測やガラス内に含まれる有害物質の計測を行う事で、再利用の可否判別ができると考えており、シリコン型太陽電池のリユース基準策定に貢献できると期待されている。

コニカミノルタが提供しているハイパースペクトルカメラ
コニカミノルタが提供しているハイパースペクトルカメラ

【採択テーマ】
 シリコン太陽電池エコシステムの構築
【研究内容】
 国内外で再生エネルギー導入拡大のためシリコン型太陽電池の普及が進んでいるが、過去に設置されたシリコン型太陽電池の製品保証が切れることから、2030年以降に大量にシリコン型太陽電池が廃棄されると想定されている。そのため、国内行政機関をはじめ、自治体や大学、および民間企業が大量廃棄による環境影響に対する取り組みを始めている。
 また、シリコン型太陽電池は性能的にリユースが可能であるものの、製品寿命の基準となる適正な指標が規定されていないことが課題になっている。それにより、必要以上に廃棄や国外への資源流出がされることによって、環境破壊や資源循環の阻害につながると考えられている。
 そこでコニカミノルタがこれまで培ってきたHSIによる広範な測定波長範囲での物質の状態計測により、シリコン型太陽電池の劣化度合いをはじめとする製品残寿命の推定や有害物質の含有量の計測により、再利用の可否を判別する事ができると考えている。
 これにより、コニカミノルタの技術がサーキュラーエコノミーにおける社会課題の解決に貢献できると期待している。