コニカミノルタジャパン 多言語通訳サービス「KOTOBAL」に「防災放送」機能を追加

コニカミノルタジャパン 2026年9月1日発表


 コニカミノルタジャパンは、9月1日の「防災の日」に合わせ、外国人や障がい者などの多様な人々を受け入れ、共生する社会の実現を目指す多言語通訳サービス「KOTOBAL(コトバル)」において、災害時の館内放送を多言語で案内する「防災放送」機能を追加したと発表した。
 本機能は、7月より先行して提供している。普段から接客で使用する「KOTOBAL」上で、事前登録した避難・誘導アナウンスを多言語で再生できるため、災害放送のために別のサービスやアプリを導入することなく、平時のコミュニケーションから、災害時の情報伝達まで1つのサービスで対応できる。

 近年、外国人宿泊客の増加に伴い、ホテル・旅館をはじめとする宿泊施設では、平常時の接客だけでなく、災害発生時における多言語での情報提供の重要性が高まっている。日本語のみの館内放送では、外国人宿泊客が災害の発生状況や避難の要否、待機方法などを十分に理解できない可能性があり、施設内の不安や混乱につながるおそれがある。
 観光庁が公表する「観光危機管理計画等作成の『手引き』~事業者向け~」では、危機・災害発生時の備えとして、「危機・災害発生時の館内放送、直接誘導、声がけ等の緊急安全確保」を挙げ、災害発生時に利用者へ安全確保の行動や避難場所を知らせるための準備を求めている。外国人旅行者への対応についても、「外国人避難者との意思疎通のため、外国語で対応可能なスタッフの配置や翻訳例文集、翻訳機等を活用した多言語サポートの準備」を示しており、多言語対応が必要となる場面として「外国人旅行者に対する情報提供、発災後の避難誘導・救護」などを挙げている。

 こうした状況をふまえ、「KOTOBAL」に、災害時の案内音声を多言語で再生できる「防災放送」機能を追加した。本機能では、火災発生時や震災時など、複数のシナリオに応じた案内音声を事前に登録でき、日本語に加えて、英語・中国語・韓国語で案内できる。スタッフは、災害発生時に「KOTOBAL」上で案内音声を再生することで、外国人宿泊客を含む施設内の利用者へ必要な情報を届けることができる。これにより、スタッフごとの語学力に依存せず、施設として統一した内容を案内できるほか、個別説明にかかる負担を軽減し、安全確認や避難誘導などに注力しやすい環境づくりを支援することで、宿泊者やスタッフをはじめとした現地にいるすべての人の身の安全を守ると同時に、災害時の不安や混乱の軽減に貢献する。