リコー 「RICOH Innovation Fund」を通じButlrへ追加出資 空間マネジメントの価値創出を加速

リコー 2026年4月27日発表


 リコーと米国Butlr Technologies(Butlr)は、リコーがCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)ファンド「RICOH Innovation Fund」を通じて2024年12月13日に出資したButlrに対し、このたび追加出資を実施したと発表した。

 リコーは、ハイブリッドワークの定着により、オフィス利用の最適化ニーズが高まる中、デジタルの力で、場所にとらわれない円滑なコミュニケーション、質の高いコラボレーションを可能とする最適な働く環境を提供するワークプレイスエクスペリエンス領域を重点成長分野と位置付け、投資および事業開発を加速している。
 Butlrは、温度センサーとデータを活用し、人の存在や動きを高精度に捉える独自の技術を強みとしている。個人を特定しないプライバシー保護を前提に、ワークプレイスの状態を可視化・分析することが可能であり、そこから得られる空間情報をインプットとして、業務上の意思決定や運用改善の起点となる基盤を提供している。
 さらに、人の動きに限らず、空間内のさまざまな要素をデータとして捉え、活用できる点も特長である。今後、多様なユースケースにおいて最適化が広がることが期待されている。

 リコーは、これまでButlrと共同開発を進め、その成果として、ワークプレイスを統合的に管理・運用するデジタルプラットフォーム「RICOH Spaces」に、Butlrのセンサーを連携した。これにより、会議室や座席などの利用状況をリアルタイムで把握・分析できるようになり、オフィス内の最適配置や運用効率の向上、さらには従業員の生産性向上や快適な働く環境の実現に貢献する。
 今回の追加出資は、これまでのプロダクトレベルでの連携が着実に進展してきたことを踏まえたものであり、両社の協業関係を一層強化するものである。今後は、空間データのさらなる活用を通じて、顧客企業のワークプレイス改革を支援するソリューションの高度化とグローバル展開を加速していく。