コニカミノルタジャパン 学校教育向け生成AI学習支援機能に「対話ログ分析」と授業用プロンプトを搭載
コニカミノルタジャパン 2026年4月23日発表
コニカミノルタジャパンは、学校教育向けソリューション「tomoLinks(トモリンクス)」の生成AI学習支援機能「チャッともシンク」に、協働学習の見取りや評価をサポートする「対話ログ分析」と、授業で使用できるプロンプト(生成AIへの指示文)を新たに搭載する。本アップデートは、2024年度から2025年度にかけて実施された、大阪市における生成AI活用実証事業で得た知見を踏まえたものであり、2026年度中に提供を開始する予定である。
「tomoLinks」の生成AI機能の1つである「チャッともシンク」は、授業目的に応じて教員側であらかじめ振る舞いを設定した生成AIと児童生徒が対話することにより、協働学習や探究学習において学びを深めるサポートをする機能である。従来の授業では、一斉授業、協働学習にかかわらず、発言の多い児童生徒に学びや評価が偏り、その結果、一部の児童生徒だけが主体的に考える状況が生まれやすいという課題があった。「tomoLinks」では、生成AIを「答えを示す道具」ではなく、問い返しや言い換え、根拠の確認を通じて児童生徒一人ひとりの思考を引き出す手段として位置付けており、「チャッともシンク」を通して誰もが自分の考えを持ち、授業に参加できる状態の実現を支援している。
■「チャッともシンク」新機能について
(1)協働学習の見取り・評価を支援する「対話ログ分析」
「チャッともシンク」では、これまでも児童生徒と生成AIの対話履歴を教員が確認することが可能だったが、新たに搭載する「対話ログ分析」では、対話履歴を生成AIが分析することで、「何について考えているか」「どのように思考が進んでいるか」といった観点や方向性を整理してリアルタイムで提示する。これにより、教員は個々の児童生徒の理解度や検討の過程でのつまずきなどをより正確に把握することが可能になる。次回に向けた課題の再設計や指導方法の見直しに役立つだけでなく、児童生徒一人ひとりの学びのプロセスを踏まえた適切な評価にもつながる。
(2)授業用プロンプトを協働学習用教材として標準搭載
協働学習などの授業で使用できるプロンプト教材を、「チャッともシンク」に標準搭載する。教員は教科書の単元別に整理されたプロンプトから、授業の狙いや活動に適したものを選択するだけで、一から作成する手間をかけず、すぐに生成AIを授業に取り入れることができる。これらのプロンプトは大阪市をはじめ複数の自治体・学校での実証を通じて磨き上げられたもので、教科特有の見方や考え方を引き出すことを意図して設計されており、児童生徒一人ひとりが自分の考えを言語化し、深めていく学びを支援する。

