キヤノン LEDマルチチップ採用の複合機など「imageFORCE」5シリーズ15モデルを発売

キヤノン/キヤノンマーケティングジャパン 2025年8月5日発表


imageFORCE C5170F

 キヤノンは、オフィス向け複合機の新製品として、「imageFORCE(イメージフォース)」5シリーズ15モデルを9月上旬より順次発売する。

 キヤノンは昨年、高い生産性と豊かな表現力で、働く人々のニーズに応える複合機の新ブランド「imageFORCE」を立ち上げた。このたび、オフィス向け複合機の5シリーズを「imageFORCE」として新たに展開する。
 新製品は、次世代露光デバイス「D2 Exposure」(ディー・スクエア・エクスポージャー)をはじめとした高画質技術を搭載しており、ラインアップ共通で高品位なプリントができることが特長である。
 セキュリティー面では、ゼロトラストのポリシーに基づいて設計された強固なセキュリティー性能を備えているほか、機械学習AIを活用した環境推定エンジンがユーザーの使用環境に最適な設定を自動で推奨する「おすすめセキュリティー設定」を搭載し、セキュリティー設定をサポートする。
 操作パネルは、キヤノンのプリンティング製品で統一の新しいUIを採用し、どのデバイスからでも同じ操作感で使用できる。また、印刷状況や消費電力などの状況確認作業がリアルタイムに可能で、導入後の運用を支援する。
 多様なユーザーニーズに、「imageFORCE」の幅広いラインアップで応え、働く人々に新たな「チカラ」を提供する。

■次世代露光デバイス「D2 Exposure」搭載のオフィス中核機「C5100」「6100」シリーズ、「C3150F」
 オフィス業務のセンターマシンとなるA3カラー複合機「C5100」シリーズおよびA3モノクロ複合機「6100」シリーズと、コンパクトボディのA3カラー複合機「C3150F」では、画像生成の重要なプロセスである露光方式を刷新し、光源にLEDマルチチップを採用した次世代露光デバイス「D2 Exposure」を搭載している。キヤノンのオフィス向け複合機では最高解像度となる4,800×2,400dpiを実現し、画像の滑らかさや、細線、小サイズの文字の再現性が向上し、営業提案書や建築・製造分野の設計図面など、様々な成果物を高品位に制作できる。

■商業印刷機の露光技術搭載の高速印刷機「8100」シリーズ、トナー刷新の「C431」シリーズ
 高速印刷に対応するA3モノクロ複合機「8100」シリーズでは、商業印刷機「imagePRESS」シリーズに搭載している露光技術「R-VCSEL(アール・ヴィクセル)テクノロジー」を採用している。2,400×2,400dpiの解像度で、帳票などの大量印刷時でも、文字や細線を忠実に再現する。
 A4カラー複合機「C431」シリーズでは、従来機種からトナーを刷新し、オフィス文書や写真の彩やかさを向上している。

■再生材の採用や梱包材における廃棄プラスチックの削減など環境負荷に配慮
 「C5100」シリーズ、「6100」シリーズ、「C3150F」、「8100」シリーズでは、本体原材料として再生樹脂材の使用率約30%を達成している。さらに、「8100」シリーズと「C431」シリーズでは、再生鉄を採用している。加えて、本体梱包材は、発泡スチロールの使用を廃止し、リサイクル可能な段ボールを使用することで廃棄プラスチックを削減するなど、環境に配慮している。

【希望小売価格と発売時期】
imageFORCE C5170F/C5160F/C5150F/C5140F (A3カラー機) 税込314万6,000円〜、9月下旬発売
imageFORCE 6170/6160 (A3モノクロ機) 税込336万6,000円〜、9月下旬発売
imageFORCE C3150F (A3カラー機) 税込338万8,000円〜、11月上旬発売
imageFORCE 8105/8195/8186/8105P/8195P/8186P(A3モノクロ機) 税込440万円〜、9月上旬発売
imageFORCE C431F/C331F(A4カラー機) 税込97万9,000円〜、10月中旬発売