コニカミノルタのインクジェット技術を活用したフィルム包装システムが受賞

2026日本パッケージングコンテスト「ジャパンスター賞」

コニカミノルタ 2026年9月9日発表


 コニカミノルタは、フジキカイ、フジキカイのグループ会社のフジパックシステム、エムエスティ、ダックエンジニアリングと共同開発したフィルム包装システムが、公益社団法人日本包装技術協会主催「2026日本パッケージングコンテスト」の最高賞である「ジャパンスター賞」(日本包装技術協会会長賞)を受賞したと発表した。

 本システムは、包装機上で包装フィルムへ直接インクジェット印刷を行うことで、刷版やラベルを不要とし、包装工程の生産効率向上と環境負荷低減に貢献する。
 コニカミノルタは、水性インク、プライマーインクおよびインクジェットヘッド技術の開発を担当した。

【受賞作品の特長】
■受賞作品名:「水系IJP(インクジェットプリンター)×包装機上でのダイレクト印刷でフィルム廃棄量を削減」

 食品包装では、多品種・小ロット生産への対応や、包装工程の効率化が求められている。本システムは、こうした課題に対応するためにフジキカイ、フジパックシステム、エムエスティ、ダックエンジニアリング、コニカミノルタの5社で共同開発した。
 食品包装印刷では、包装フィルムへのグラビア印刷が主流である。また、グラビア印刷したラベルを製品に貼付する方法も広く用いられている。グラビア印刷は印刷スピードが速く、大量生産に強みがある一方で、包装する製品ごとに刷版作成が必要である。
 本システムは、包装機に搭載したインクジェットプリンターで包装フィルムに直接印刷することができるため、刷版作成が不要になるとともに、ラベル作成や貼付にかかる工程も削減し、生産効率向上に貢献する。また、小ロット生産に対応できることから、グラビア印刷と比較すると包装する製品の切り替えや販売終了などに伴い廃棄するフィルムの量を大幅に削減する。さらに、グラビア印刷で必要となる刷版やラベル、熱転写リボンなどの資材使用量削減により、環境負荷低減およびCO₂排出量削減にも貢献する。
 コニカミノルタは、今回の受賞は、包装工程の効率化を目指す開発コンセプトや環境負荷低減効果が評価されたものとしている。

2026日本パッケージングコンテスト「ジャパンスター賞」
写真提供:フジキカイ

■各社の役割
フジキカイ=食品包装向け横形ピロー包装機の開発
フジパックシステム=食品包装向け横形ピロー包装機の販売
エムエスティ=インクジェットプリンターの開発
ダックエンジニアリング=印字に関する画像検査技術の開発
コニカミノルタ=食品包装向け水性インクの開発、および包装機上で包装・印字を同時に実現するトータルソリューションの提供