東芝テック AWSを活用した小売業界向けAIエージェントによる店舗運営支援ソリューションを開発
東芝テック 2026年2月20日発表
東芝テックは、アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(AWSジャパン)の技術支援のもと、小売業界における意思決定を支援する新たなソリューション「AIエージェントによる店舗運営支援ソリューション」を開発した。この取り組みは、3月3日から6日まで東京ビッグサイトにて開催される『リテールテックJAPAN 2026』の東芝テックブースにて展示する。本展示では、本ソリューションのデモンストレーションを初公開し、AIエージェントによる店舗運営の未来を体験できる。
従来のスーパーマーケットの店舗運営ではベテラン担当者の経験に依存する部分が多く、新人スタッフや若手の売場責任者にとって、常に変わる売場状況下でデータ分析しどのような対策を講じるべきか判断することが課題となっていた。
本取り組みでは、ベテラン担当者の知見、店長の施策の方向性を自然言語でAIエージェントの管理画面から設定することで、ノーコードで運用できる「自律型AI」が店舗スタッフを支援する。分析エージェントは、バックグラウンドで実行され、ベテラン担当者の業務知見から生成されたプロンプトに基づいてPOSデータや在庫データをリアルタイムにモニタリングし、売れ行き変化・在庫状況などのシグナルを検知し、具体的な推奨アクション(値引き、陳列変更など)をスマートフォンへ即座に通知する。また、担当者からの追加質問にも「対話型AI」がデータを根拠に対話形式で回答する。
本ソリューションは、AWSプロトタイピングプログラムの支援を受けて開発しており、AWSの生成AIサービスを活用している。Amazon Bedrock上で利用可能な高性能な大規模言語モデルを用いて業務知識を理解し、プロンプト生成やリアルタイムデータからのSQL生成を担う。Amazon Bedrock AgentCoreは大規模で安全なエージェント運用基盤として、Strands Agents SDKで構築したエージェントをサーバーレス環境で実行する。
エージェントにはSQL実行やAmazon DynamoDBへのアクション登録などのツールが組み込まれており、自律的にタスクを実行できる。Amazon Bedrock AgentCore Memoryにより、過去の会話を踏まえたパーソナライズされた応答が可能になる。これらを組み合わせることで、AWS上で高度かつ自律的なAIエージェントソリューションを実現している。

