ブラザー販売 障がい者雇用の創出を行う事業組合に家庭用ミシンを寄贈

ブラザー販売 2025年12月10日発表


 ブラザー販売は、名古屋市で障がい者の共同雇用を行う「有限責任事業組合アプリシエイツ」に家庭用ミシンを寄贈した。12月9日にはアプリシエイツの発起人である浅井秀紀氏をはじめとした関係者が参加し、寄贈式が開催された。

名古屋市にあるブラザーミュージアムで行われた寄贈式の様子
名古屋市にあるブラザーミュージアムで行われた寄贈式
アプリシエイツの浅井秀紀氏(左)とブラザー販売の安井宏一社長

 アプリシエイツは、中小企業による共同雇用で、障がい者の「働く場所」の創出や自立支援を目的とした事業組合である。中小企業が参画することで、組合全体で障がい者雇用の法定雇用率を満たす仕組みとなっており、各企業が無理なく持続的に障がい者雇用へ取り組める環境を整えている。なお、アプリシエイツは愛知県では2例目となる厚生労働省の「事業協同組合等算定特例制度」の認定を取得している。
 ブラザー販売は、アプリシエイツの「人と人とのつながりを大切にし、誰もが自分らしく生きられる社会をつくる」という理念に深く共感するとともに、同事業組合が展開を予定しているミシンを使用した事業の拡大を支援するため、家庭用ミシンを寄贈することになった。ブラザーの家庭用ミシンは、組合に参画する株式会社たなごころ(名古屋市)が運営する就労継続支援A型事業所で活用される予定となっている。
 寄贈式には、行政を代表して名古屋市の西川ひさし市会議長が出席し、ブラザーの家庭用ミシンを通じてアプリシエイツの取り組みが地域に貢献し、誰もが安心して暮らせる社会づくりにつながることへの期待を語った。