京セラドキュメントソリューションズジャパン 京セラと東急電鉄がCotopatを用いた「多様な文字情報提供サービス」を共同開発
京セラドキュメントソリューションズジャパン 2025年11月6日発表
京セラドキュメントソリューションズジャパンは、音声をリアルタイムに表示する字幕表示システム「Cotopat Mobile」をカスタマイズし、鉄道運行情報を文字情報として駅設置のサイネージモニター(パナソニック コネクト提供)に表示する「多様な文字情報提供サービス」を東急電鉄と共同開発し、11月10日より運用を開始した。
東急電鉄では、これまで悪天候や事故によるダイヤ乱れなど鉄道運行に遅れや運転見合わせが発生した場合に事前に登録している顧客向けに提供する「東急線運行情報メール」や、「駅係員による構内案内放送」を通じて情報を迅速に利用客に伝えてきた。しかし、これらの情報は日本語であったり、音声放送であったりと外国人や聴覚障がいのある利用客へ迅速に情報を伝える方法が十分ではなかった。
この度、京セラドキュメントソリューションズジャパンは東急電鉄と共同で、字幕表示システム「Cotopat Mobile」にサイネージ連携機能を追加搭載し、「東急線運行情報メール」の内容や「駅係員による構内案内放送」を文字情報として駅設置のサイネージモニターに表示する運行情報表示システムを開発した。本システムを導入することで鉄道運行に遅れや運転見合わせが発生した場合、外国人や聴覚障がいのある利用客に対して、情報を迅速かつ理解しやすい形で提供できるようになった。また、発話が困難な利用客とのコミュニケーションも想定し、筆談内容を自動で翻訳する機能も新たに搭載した。国内外を問わず利用客が駅構内で快適に過ごせる環境の整備に貢献すると期待されている。



