エプソン インド国内で初の大容量インクタンク搭載IJプリンター製造施設を開設
セイコーエプソン 2025年7月8日発表
セイコーエプソン(以下 エプソン)は、2025年7月4日にエプソンとしてはインド国内初とる大容量インクタンク搭載インクジェットプリンターの製造施設を、パートナーであるRIKUN Manufacturing Pvt. Ltd.(本社=インド・チェンナイ)工場内に開設し、2025年10月より量産を開始する予定である。
大容量インクタンクプリンターは、従来のカートリッジ式に比べて1mlあたりのインク単価が安く、交換も容易であることから経済性と利便性の両立を実現している。また交換頻度が少ないため、消耗品や廃棄物の削減につながり、環境負荷の低減にも貢献できる。これまでに世界で累計1億台以上、インド国内では800万台以上を販売している。
この新しい製造施設は、インド国内の需要に応じた生産の現地化を目指す取り組みの一環である。さらに現地パートナーとの協力を通じて、地域との信頼関係を築く基盤の一つでもある。インドは経済が大きく成長しており、豊富な人材が多いことから、エプソンのグローバル戦略の中でも重要な役割を担う地域と位置づけている。