キヤノンとキヤノンMJ Windows OS最新の印刷プラットフォーム対応の新アプリ公開 快適な印刷環境実現
キヤノン/キヤノンマーケティングジャパン 2025年7月4日発表
キヤノンは、米国Microsoft Corporation(マイクロソフト社)がWindows OSに搭載している「最新の印刷プラットフォーム」に含まれる標準プリンタードライバーの機能を拡張し、キヤノンが提供しているプリンタードライバーに近いユーザーインターフェースで、より多くの印刷機能を利用することができる新アプリ「Canon Print Assistant」を、Microsoft Storeに公開した。
PC内の文書や画像などを複合機・プリンターで印刷するには、プリンタードライバー(PCソフトウエア)から設定・操作を行うが、Windows OSには標準プリンタードライバーを含む印刷プラットフォームが搭載されており、メーカー各社が提供するプリンタードライバーをインストールしなくとも、用紙サイズや印刷の向き指定などのシンプルな印刷機能が利用できる。プリンターごとのドライバーの管理が不要になるだけでなく、プラットフォームが自動更新で常に最新の状態を維持するため、IT管理の負担を軽減できることが特長である。
キヤノンは、マイクロソフト社と連携しながら、より快適で柔軟な印刷環境の実現に向けて取り組んできた。このたび提供を開始した「Canon Print Assistant」は、Windows OSに対応する新たなアプリである。プリンタードライバーのインストールが不要という印刷プラットフォームの利便性を活かしつつ、印刷解像度の選択や、ページレイアウトの配置順の設定など、より多くの印刷機能を利用することができるようになる。また、これまでキヤノンが提供しているプリンタードライバーと同様に設定プレビューを備えており、設定内容を確認しながら直感的に操作することができる。加えて、本印刷プラットフォームは、Arm版Windows OSにも対応しており、近年のAIブームなどを背景に、徐々に浸透しているArmベースPCを利用するユーザーにとっても、これまで以上に使い勝手のよい印刷体験をもたらす。
「Canon Print Assistant」での印刷に対応する製品は、オフィス向け複合機「imageFORCE」、「imageRUNNER ADVANCE DX」、「imageRUNNER ADVANCE」、「imageRUNNER」シリーズ、プロダクションプリンター「imagePRESS」シリーズ、レーザープリンター・複合機「Satera」シリーズで、今後順次拡大予定である。また、「Canon Print Assistant」で利用可能な印刷機能の拡充も継続して図っていく。