キヤノンMJ CVCファンドを通じて独自開発の生成AIや撮影技術でクリエイティブ制作を支援するAI modelへ出資
キヤノンマーケティングジャパン 2024年10月30日発表
キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、グローバル・ブレインと共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」を通して、独自開発の生成AIシステムや撮影技術により、AIモデルやAIタレントを生成し、テレビCMや広告をはじめECサイトやカタログなどのクリエイティブ制作を支援するAI model株式会社に出資したと、10月30日に発表した。
AI modelは、AIで生成したAIモデルやAIタレントと実撮影した商品写真などを組み合わせることで、独自性と質の高い表現を実現しながら撮影のリードタイム短縮やコスト削減、ECサイトなどの効率化に寄与するサービスを展開している。近年では、AIタレントが出演するテレビCMの制作やAIインフルエンサーの展開まで事業の幅を広げている。
「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」は、Well Being(ウェルビーイング)、Business Transformation(ビジネストランスフォーメーション)の2分野を投資領域としており、今回の出資では「Work-in-Life(AIの活用による労働生産性の向上と豊かな労働環境の実現)」、「Regional Regeneration(AIの活用による地域の産業活性化)」、「Business Revitalization(既存のバリューチェーンへのAI導入による産業構造の変革)」の実現を目指している。キヤノンMJは、AI modelのクリエイティブ制作・運用における生産性の向上やコスト削減などの課題解決に加え、AIを活用した新たなクリエイティブ表現による、これまでにない価値の創出を期待し今回の資金調達に参画した。本出資を通じ、AI modelのAIを活用した制作技術とキヤノンMJグループのイメージング技術やノウハウを組み合わせることで、新たなサービスを創造し社会の発展への貢献を目指す。