コニカミノルタジャパン 年賀状印刷を手掛けるフタバにバリアブルソフトを導入 宛名チェック作業を短縮

コニカミノルタジャパン 2023年11月6日発表


 コニカミノルタジャパンは、同社のバリアブルソフト「Variable Studio」がフタバ株式会社に導入された事例を、11月6日に発表した。
 フタバでは、年賀状印刷サービスをはじめ、販売促進を目的としたDMなど、バリアブル印刷を活用した事業を展開している。これまでもバリアブル印刷を処理するソフトウェアを使用していたが、サポートの終了が迫っていたことから、新しいバリアブルソフトの導入を検討していた。また、以前から作業の属人化や効率化に対する課題も抱えていたことから、クラウド型のソフトである「Variable Studio」の導入を決めた。

バリアブルソフト「Variable Studio」がフタバ株式会社に導入
(右から)フタバ株式会社 市川宗一郎常務取締役事業開発部長、市川隆史代表取締役、安藤聖二生産業務グループリーダー

【評価されたポイント】
・常用漢字以外の外字(旧漢字等)に対応していること
・体裁や外字の警告表示を編集画面上で確認し直接編集できること
・クラウド型のため使用PCを選ばず、作業の引継ぎも容易で属人化を解消できること

 従来使用していたソフトウェアの機能に加え、外字に対応していることやソフトウェア上で体裁編集ができることが評価された。以前は、体裁や外字の確認をするためにデータをPDFに変換し1件ずつ確認していたため、1万件の確認作業につき半日を費やしていたが、Variable Studioを利用することで外字部分の警告表示が可能となり、作業時間を1時間にまで短縮する成果を生み出している。また、Webに接続をすればどのPCからでも最新版のサービスを利用できるため、業務の属人化を解消することや業務引継ぎの手間の省略につながり、クラウドサービスならではのメリットを感じている。

■フタバ担当者からのコメント
 バリアブル印刷による宛名印刷では、受け取った方に"違和感を抱かせない”という当たり前のクオリティーを、当たり前に続けていくことが大事です。「Variable Studio」を利用することでイメージした通りの仕上がりを実現するだけでなく、バリアブル印刷の作業にかかる時間と手間の削減ができました。今後も当たり前のクオリティーをしっかり継続し、お客様から頼られる存在であり続けたいです。